MBAホルダーが薦める絵本2000選(138冊目)

MBAホルダーが薦める絵本2000選(138冊目)

【題名】重力って……

【作者】ジェイソン・チン (著, イラスト), 竹内 薫 (翻訳)

【評価】★★★★★(81点)

【感想・寸評】

1,初めての重力

 重力。別名「万有引力」。かのニュートンが、リンゴが木から落ちるのをみて着想を得たとされている。真偽不明ですが、そういうエピソードトークの方が、人に伝わるという好例。ニュートンもアインシュタインも、この重力のなぞを研究しつづけました。

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 現在も、ISSでは無重力状態で様々な科学実験をおこなっておいます。地球上においては、重力が自然科学の根本原則であり、その影響を排するには、ISSで実験するしかありません。

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 この本は、重力がある状態から、無重力へ、そして、再び重力が戻る様子を絵本にしたものです。

 作者のジェイソン・チン先生

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アメリカ・ニューハンプシャー州の小さな町で生まれる。シラキュース大学でイラストレーションを学び、2001年にニューヨークへ移る。マンハッタンにある子どもの本専門店に勤め、絵本作家になる。主な作品に『ガラパゴス』、『セコイア』がある。

 ふと、出身大学の「シラキュース大学」について知りたくなり調べたら、第46代アメリカ大統領 バイデン氏は、シラキュース大学法科大学院で、博士号を取得しているんですね!バイデンさんの母校だ!

歴史があるので、著名人を多数輩出している名門校。元沖縄県知事の大田氏も留学していたみたいです。

訳者の竹内薫先生

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「猫好き科学作家」(サイエンスライター)。
科学の真面目な解説があるかと思えば、それを小説風に料理したSFタッチのショートショートも登場する。SFか現実かわからない不可思議なミステリーも飛び出す。本の多くには変幻自在のシュレ猫が登場する・・・それが「竹内ワールド」だ!・科学評論、エッセイ、書評、講演などを精力的にこなす。スポーツインストラクターの妻と猫4匹とともに横浜に在住。実家にも2匹の猫がいる。・1960年東京生まれ
筑波大学附属高等学校卒業
東京大学教養学部教養学科卒業(専攻、科学史・科学哲学)
東京大学理学部物理学科卒業
マギル大学大学院博士課程修了(専攻、高エネルギー物理学理論)
理学博士(Ph.D.)

 竹内先生も数多くの本を執筆しています。訳者あとがきがぐっときます。

「どうかこの絵本を通して、より多くの子どもたちが、科学のふしぎさとたのしさに目覚め、将来、もっともっと科学を勉強してくれますように!」

先生!同じ思いでこの本てにとったっす。

2,重力ありから、重力無し

 最初、空から、この「本」が降ってきます。重力に引っ張られて。カメモさんもびっくり。遊んでいる男の子のそばにおちてきて、なんだろう?とのぞき込みます。次の瞬間

 重力が無くなると!といって、おもちゃが宇宙にむかって浮いていきます。

 息子に聞かれました。「宇宙は重力がないのか?」「ないよ~だから、空がプカプカういちゃうんだよ」「行ってみたい・・・」

 はい、最高の反応です!!100点満点のリアクションですね!いや、宇宙空間におもちゃとかプカプカ浮いている絵をみたら、行ってみたくなりますよね。私の生きている時代には宇宙旅行は一般化しそうにないですが、5歳の長男なら、そういう時代を生きるかもしれない。ちょっと、宇宙までひとっ飛び!みたいな。

3,重力がもどります。

 「でも だいじょうぶ どんなものにも重力があるから」

となって、プカプカ浮いてしまったモノが、落ちてきます。でも、持ち主のところではなく、入れ替わっちゃうのが面白い。

 女の子のレモネードスタンドに、男の子おもちゃがおち、男の子の手元にはレモネードが。

 このガレージ前のレモネードスタンドさんは、アメリカ人が最初にビジネスを学ぶ場と言われてます。

 アメリカ 夏の風物詩ですね。ですので、絵本に描かれても、子どもたちにとって違和感はないんでしょう。

 最後に、「重力ってなに?」という説明があります。長男のお気に入りは、レンガは小さいけど重たくて、空気は大きくても軽い、というやつ。身近な不思議ですよね。


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私、三国一の幸せ者でございます!
5歳と2歳の父です。5歳の息子に延べ2,000冊以上の絵本を読み聞かせ。MBAで学んだ事を絵本の解釈に使っており、子供たちにMBA的概念を絵本を通じて伝えられないかと日々悪戦苦闘中 1歳から、2週間1回20冊 4年間で108回×20冊=2160冊