就活生の「企業を絞れない」への処方箋を書きました。
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就活生の「企業を絞れない」への処方箋を書きました。

〈最近始めた新番組〉


こんにちは。
ワンキャリアの多田です。

ワンキャリアに1人目の新卒として入社し、事業企画/採用コンサルティング/キャリアアドバイザー/イベント統括をやっています。

処方箋シリーズ第4弾です。
長らく更新ができておらず失礼しました。。。

このシリーズのnoteは、本質的なところに時間を使うために、
どう考えていけばよいか、その思考法を書いています。

▼処方箋シリーズ(抜粋)▼

今回のテーマは「企業の絞り方がわからない」

最近出会う学生さんに、

・志望企業の選び方が全くわかりません...
・興味がある、興味がないはわかるのですが、その後絞れません...
・サマーインターン行ったけど、全部楽しかったです。だから絞れません...

といった相談を受けることが多いので、書きます。

このnoteでは、企業を絞れない」への処方箋を書いております。

(1)「企業をどう絞ればよいかわからない」とはどういう状態か?
- 実は、●●●●ができていない就活生が多い(悩める土台に立ってますか?)

(2)じゃあ、企業をどう絞ればよいのか?
- ●●●●の際に、どんなフォーマットを用いればよいか?
- 解釈の共通項を抽出していく

今、どういう状態?


「企業をどう絞ればよいか?」という質問をする方の多くは、
実は、情報整理ができていない就活生が多いです。

つまり、企業をどう絞るか?
その土台に立っていない就活生が多いのが現状です。

ビジネスにおいて、7割の要素を合理的に語れるようになった段階で、意思決定すべきという論があります。
画像のようなイメージです。

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すべての物事に対してロジカルに根拠立てた意思決定ができるか、というと、当たり前ですがそういうわけではありません。時として直感に頼った部分や、言葉では説明できない非合理的な要素を含んだ意思決定をしていくことも、ビジネスにおいては不可欠です。その際のイメージとして、「7割の確実性と、3割の不確実性」くらいを念頭におくべきではないかと考えています。つまり、7割の要素を合理的に語れるようになった段階で意思決定すべきではないか、ということです。
画像&文章引用source:https://globis.jp/article/4322 

つまり、何が言いたいかと言いますと、
志望企業を絞るという意思決定をするにしても、7割の要素を合理的に語れる状態にないということです。

多くの就活生は情報整理ができておらず、根拠だてて7割を積み上げることができない...そのような状態だと言えます。
悩む土台に立てていないということです。

ですが、就活において、この状態に陥るのは仕方ないことだと思います。

なぜかというと、以下の画像のように、ビジネスでは、情報整理をするためのフレームワークがいくつか存在します(例えば、3C分析、PEST分析、アンゾフの成長マトリクス、ファイブ・フォース分析、SWOT分析 etc...)が、就活には存在しないからだと思います。

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今、自分の就活でとったメモを見返してみてください。

整理されていますか?

おそらく整理されていない方がほとんどだと思います。(もちろん、整理できている方は素晴らしいです。ここからは読まなくていいです。)

じゃあ、どんな風に情報整理をしたらいいのか?

その前にまず、説明しておかねばらないことがあります。

就活生の話す内容は、事実と解釈が混同しているということです。

例えば、、、
A社の社員 山田さんが、「うちの会社は上下関係もなく、若いうちから色々な仕事を経験できます」と発言していたとします。

これって、事実ですか?解釈ですか?

これはA社の山田さんの解釈です。
就活生はこれをそのまま、素直に事実として受け止めてしまいます。

ここでは、なぜそんな風に言っているのか?
その事実を拾いに行くことが大切です。

では「上下関係がない」と「若いうちから色々な仕事を経験できる」に切り分けて考えましょう。

(1)「上下関係がない」
他の社員がどんな風に上司と接しているのか?その事実を確認する必要があります。

(2)「若いうちから色々な仕事を経験できる」
例えば、
・27歳で、新規事業を立ち上げて、現在1億円の事業を創った人がいる。
・他の事例でも、海外勤務で大手クライアントへ営業し、5,000万円以上の案件を受注、組織設計に携わり一からチームを立ち上げた、といった活躍をしている社員がいる。
・新卒入社50名のうち、10名がそういった色々な仕事を経験している。
といった事実を確認する必要があります。

(2)について、さらに深く考えてみると、
・27歳が若いと思う人もいれば、そうでない人もいます。
・1億円の事業がすごいと思う人もいれば、そうでない人もいます。
・50名のうち、10名が多いと思う人もいれば、そうでない人もいます。

これが取得した事実をもとにした、自分の解釈です。

ここまでみて、当たり前だと思った方もいると思います。
ですが、これが20社〜30社となるとどうでしょうか?

事実と解釈が混じってきます。

つまり、事実と自分の解釈に分けて整理をしないと、就活で得た情報はぐちゃぐちゃになります。

事実なのか? 自分の感情(解釈)なのか?
を整理していく癖をつけた方がいいというのは前提の話です。

前提はわかった。では、情報整理のフレームワークの話はどうなるのか?


以前こんなnoteを書きました。

リンクアンドモチベーションが提唱している、企業が人を惹きつける「企業の魅力因子4P」は就活生にも使えます。
どんなものかというと以下。

・People(人/風土):どんな社員と働けるのか?どんな組織風土なのか?
・Profession(仕事/事業):どんな業務があるのか?どんな事業なのか?
・Philosophy(理念/目標):どんなビジョンや目標を持っている会社なのか?
・Privilege(制度/待遇):どんな制度があるのか?どんな待遇があるのか?

この観点で、合う(Match)理由、合わない(Miss-Match)理由を1社1社、言語化してみてください。
Xの部分に言語化した理由を書いていきます。

このフォーマットでは、情報整理をするには一歩足りないので、もう少し具体的に整理しやすいフレームにして、解説します。

上記のように、各社4Pで合う、合わないを整理するのは、変わりません。
このフォーマットで、しっかり事実と解釈に分けて整理をしていくことが必要です。
以下の画像のように整理をしていきます。

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上記の画像にある「事実」の項目はあくまで例です。
ですが、このようにしっかり事実(場合によっては事例まで取りに行く)ことが必要になります。

この中で非常に難しいのが、理念/組織風土です。
そもそも言語化されていないことも多く、どのように事実を取りに行くのか難しい内容です。

上記の画像では、以下のnoteにある、企業文化がもたらす恩恵の6要素から就活生用に抽出して整理しています。
この要素をもとに、事実と、その事実をどのような質問で確認すればよいのかを記載しています。

元ZapposのCOOで現セコイア・キャピタルのパートナー Alfred Lin は優れた企業文化がもたらす恩恵を次に挙げる6つに集約している。

・First Principles:最初の行動規範となる
・Alignment:組織を一つの方向に
・Stability:安定性を作り出す
・Trust:信頼を生む
・Exclusion:必要としない人を排除し
・Retention:必要な人をとどめる

どの企業にもすべからく導入すべき一意の「企業文化」は無いが、より良い「企業文化」をデザインするための要件はある。

このように、理念/組織風土については言語化が難しいものなので、著名人や先人が作り出した要素を用いて整理するとわかりやすくなります。(結論がなかなかでない分野ではあるので、完璧とは言い難いですが...)

事実を並べたら、次に自分がその事実について思うことを書き出してみてください。
そして、なぜそのように思うのか?
その理由を、自身の過去の環境と照らし合わせて、理由も書いていくことが重要です。

情報整理の次はどうするのか?

先ほどの情報整理を各社行うと、以下のようになっていくと思います。

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解釈について、各社整理をしていくと、同じ内容の言葉が必ず出てきます。
同じ内容の言葉を抽出する作業が、ネクストアクションとなります。

つまり、同じ内容の言葉=共通項が、志望企業を絞る判断軸となっていくと私は考えています。

ここまでやって、最初に言っていた7割が詰まってくる状態になると思いますし、やっと悩む土台に立てると思います。

まとめ

「企業を絞る」思考法を整理すると以下になります。

(1) 情報整理
- 企業ごとに、自分に合う/合わないを、事実と解釈を切り分けて整理をしていく。

(2) 共通項を抽出する
- 同じ内容の言葉(解釈)=共通項が、志望企業を絞る判断軸となっていく。

(3) (1)(2)までやって、7割が詰まった状態
- 悩める土台に立てる

これをみて、大変そうだと思った方も多いと思います。
急がば回れだと私は思っていますので、共感された方は、ぜひこの方法を試していただけると幸いです。

Appendix:悩む土台に立って、最後はどう決めるのか?

ここまで軸を絞って、3割の不確定要素もある中、2〜3企業の中で
1社を決めないといけないと思います。
その処方箋については以下のnoteをご参考ください。

以上です。
最後まで読んでいただいた方は、ありがとうございました。

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