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2回のジャッジ稼働で感じた時間切れに対する意識の変化

2/3にバトロコ高田馬場のシティリーグでジャッジ稼働してきました。
選手の皆様お疲れ様でした一緒に稼働したメガフライゴンさん、イラクサさん、まどまぎさん、ありがとうございました。

今回は、ジャッジ稼働で感じたことを書きます。

◾︎二度目のシティ稼働

今回が私個人のジャッジ稼働は3回目。シティリーグのジャッジは2回目でした。

前回のシティリーグは新潟の前の11/4。場所は同じくバトロコ高田馬場でした。

それと今回2/3のシティリーグを比較して感じたことは、時間切れに対する意識の変化でした。

◾︎時間切れに関するルール

CLに出たことがある方ならわかると思いますが、
現在のポケモンカードは制限時間25分。タイムアップ時から最後の後攻プレイヤーのターンが終わるまでとなっており、
決着がつかない場合は両者敗北となります。

制限時間になって決着がついていない場合、まずジャッジを呼びどこまでで終わりかの説明をうけ、
両者敗北になった場合はジャッジがスコアシートを記入するというのが現在のルールとなっています。

◾︎両者敗北の減少

今回のシティリーグでは、まずこの両者敗北でスコアシートを記入する回数が体感ですが減ったと感じます。

128人なので64卓ありましたが、制限時間中に終わらない卓は大体10前後。ジャッジが4人なので1人が2〜3卓で対応できました。
その中で両者敗北になるのは毎回10卓中平均2〜4卓だったと思います。各ジャッジが1回スコアシートを書くか書かないかという感覚でした。

11月のシティではこれの1.5倍〜2倍程度は対応していたと思います。

◾︎要因1:ゲームスピードの変化

おそらくここまで読んでくれた人の125%は、
お前それはゲームスピードの変化だよ何をドヤ顔で意識の変化だよバーカ一生タッグボルトGX食らってろ」と思ったと思います。

わかるんです。わかります。それはわかります。11月と2月ではゲームスピードが全然違います。
ゲームスピードというか、1試合に何ターンかかるかが全然違います。

2月の環境はタッグチームGX中心ですので、それを絡めてサイドを取ると5ターンくらいで対戦が終わるのも珍しくありません。

対して11月はまだタッグチームがなく、みんなジラーチサンダーが大好きだった環境です。

なので、制限時間中に対戦が終わる可能性が高まる要因は環境の変化も大いにあります。

◾︎要因2:両者敗北に対する意識の変化

そうではなくて、意識が変化していると感じたのは、
両者敗北になった際のプレイヤーの反応です。

11月より2月の方が引き分け両者敗北を宣告されたときめっちゃ悔しそうだったんですよね。

Twitterでも再三話題になりましたが11月、12月時点では
「引き分け」という言葉が、負けより価値があると思っている人がそこそこいた気がします。

「あー、時間足りなかったですねーw」みたいな軽い感じ。

新潟にいたっては、「引き分けだとどうなるんでしたっけ?」みたいな質問もされました。

もちろん、負けより引き分けに価値を感じてもそれは個人の勝手なのですが、大会の成績という観点で見るなら
対戦相手を道連れにして両者敗北するよりも、対戦相手を勝たせた方がオポネントで有利になり、順位が良くなる可能性が上がります。

なので、競技者的には両者敗北は一番やっちゃいけない行為なんですよね。負けた方がまだマシ。

という意識のためか、両者敗北になった卓に行くと割とテンションが下がっている卓が多かった印象があります。

もちろん私個人の感想でしかないですが、終わったあとジャッジで話しててもこの感覚は共感されました。


★★どこで勝ちたくてポケカをしているか

私は競技者じゃないので、よくわかんないのですが、
引き分けるくらいなら負けたほうがマシだから、理論上は投了したほうがいいとはわかっていても実際投了するのってすごいよなぁと思ってます。

だって、明らかに相手が遅いせいで時間切れになって、明らかにあと5分続けてたら勝つって時、投了したくないじゃないですか。

「相手が投了してくんないかな〜〜」って思うじゃないですか。私だったら思うと思います。

でもそこで投了してオポネントを上げるって判断ができるかどうかって、
「どこで勝ちたいと思ってるか」だと思うんですよね。

目の前の相手に勝ちたくてやってるプレイヤーなのか、それとも世界で勝ちたいと思っているプレイヤーなのか。

そういう意味だと、シーズンが進み、オポネント1の差で負けたりCSP1の差で順位が捲くられたり、そういう悔しい思いをすると、次からオポネント1を拾いに行く判断ができたりするのかなと思います。

★★

最後に結構いいことを書いたんですが、★★〜★★の部分は私が言ったのではなくいっしょに稼働した私より年下のジャッジの発言です。

「それめっちゃいい考えだね!俺が言ったことにするね!」って言ってパクりました。ははは。

まあとにかく、プレイヤーの皆様の意識も高まっている中、ジャッジチームも少しでも大会を円滑に進行できるよう準備をして臨んでいます。お互いにお互いのことを理解して、みんなが楽しいポケモンカードができたらいいなぁと思います。

p.s.
引き分けたとき悔しいのはわかるし感想戦したいのはわかるんですけどスコアシートはなるべく早く書いてください。

#ポケカ #ジャッジ #ごめんまどまぎ

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