おかしな「緊張」 ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」の場合
◆概要
【おかしな「緊張」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第1話)
▶1
本作の主人公は、レナード(20代後半の男性)。
彼は物理学者であり天才的な頭脳の持ち主だ。しかし内気で、コミュニケーション能力は低め、そして恋愛経験は乏しい。
ある日、
・Step1:レナードが住む部屋の隣に、ペニー(20代前半の美女)が引っ越してきた。レナードは一目惚れする。
・Step2:よーし!レナードは一計を案じた。引っ越し祝いと称して、早速交流を図ろう!
・Step3:かくして、レナードは友人のシェルドンを伴ってペニーの部屋を訪問。ドアをノックした。
・Step4:間もなく、ペニーが顔を出した。
直後、
・Step5:レナードは緊張!声を上ずらせた「じつは、あー。インド料理を買ってきた」。
・Step6:さらに、緊張のあまりおしゃべりになるレナード。彼はぺらぺらとしゃべり出した。曰く「それで……引っ越しってすごくストレスが溜まるだろ?僕はストレスが溜まったらおいしいものを食べて、仲間と一緒にすごすんだ。そうすると気が紛れる。それに、カレーは天然の便秘薬だよ、言うまでもなく。つまり、お通じがよくなって悩みも1つ減るってわけさ」。
・Step7:レナードの言葉にペニーは困惑する。……えっ。便秘薬?急に何の話!?
・Step8:見かねたシェルドンが、レナードに囁いた「ねぇ、ランチに招待するのに、便通の話題は省略してもいいんじゃないかな」。
▶2
ペニーに一目惚れしたレナード。彼はペニーをランチに誘おうとするが、緊張のあまり余計なことを口走ってしまうのだった。曰く「カレーは天然の便秘薬だよ」「お通じがよくなって悩みも1つ減るってわけさ」。
「緊張のあまりおしゃべりになってしまうという人は少なくないけれど……それにしても、一目惚れの相手をランチに誘うのにいきなり便秘の話題かよ(笑)」「レナードはカレーの効用を並べ立てて、『だから一緒にカレーを食べようよ』という話にもっていきたいんだろうなぁ(笑)」「ほとんど面識のない人がいきなり便秘が云々としゃべり出したら、そりゃペニーも困惑するわ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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