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■■■!!ヒロインの解像度をメチャクチャ下げたら、5つのメリットがあった話|「どとこい」

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 傑作ゲームを分析・研究する「新世紀ゲームスタディーズ」のお時間です。

 本日取り上げるのは……■■■なこちら!


※注:本記事は、未プレイの方もご理解いただける内容になっています。但し、一部ネタバレを含みますことをご承知おきください。


黒城ろこ「どとこい」

<Webサイト>

※ダウンロード:App Store。Win版、Mac版は上記ページの中ほどからダウンロードできます。


<Twitter>


登場人物紹介

・清水:マスター・オブ・アニメ。年100作以上のアニメを見続けて20余年。最も好きなアクションゲームは『ブレイズ&ブレイド』

・三葉:清水とは中学からの友人。最近「けいおん!」を見返したら、妙にムギちゃんにハマった。

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まずは概要をチェック★


三葉「それではまいりましょう」

清水「はい」

三葉まずは概要をチェック!



清水「ほぉ、『恋愛アドベンチャー』ですか」

三葉「そうそう!具体的には……」




清水「ふむふむ。ここまで見る限りでは、王道のノベルゲームという印象ですね」

三葉「まあまあ……注目すべきはここからですよ!」

清水「ほぉ」


続いてストーリーとゲームシステム概要★


三葉「ここからはストーリーと、ゲームシステムのご紹介です!」




清水「ほぉ!『ヒロインの解像度を下げる呪い』ですか!」

三葉「ユニークでしょ?」

清水「面白い!」

三葉「ゲーム冒頭、4人のヒロインと一言ずつ言葉を交わすシーンがあるんですよ」

清水「ふむ。恋愛アドベンチャーではお約束の『ヒロインの顔見せ』的な場面ですね。まずはざっくり全員の顔を紹介しようという……」

三葉「そうそう!ただね、本作の場合は……アイツもコイツもソイツもみんな単なる正方形!色が違うだけ!

清水「ふーむ」

三葉「なかなかどうしてシュールな光景ですよ」

清水「でしょうねぇ……」



清水「なるほど!」


本作の「すごい特徴」をチェック★


三葉「ここからは、本作の特徴を見てまいりましょう!いよいよ核心に入りますよ★」



三葉「……というわけで、ここからは、『好感度と解像度が直結している』という仕組みがどのようにすごいのかを見てまいります」


【ここがすごい①】話題性抜群★



清水「確かにインパクト大ですね。とりあえず『<正方形>って……えっ、どういうこと!?』とネット検索してみるかも」


【ここがすごい②】好感度をプレイヤーに伝える仕組みとして、とても斬新




三葉「『好感度』や、それに類するパラメータが登場するゲームは少なくありませんが、それをキャラの解像度で表現するというのはなかなかどうして珍しいのではないかと思うのです」

清水「ふむ!じつにユニーク!」


【ここがすごい③】ルールが明確で、しかもご褒美が魅力的なので、モチベーションが高まる!




清水『わかりやすいルール』と『魅力的なご褒美』……なるほど!」


【ここがすごい④】自分好みのキャラを選べないから、周回プレイのモチベーションが高まる!




清水顔が見えないからこそ周回プレイを重ねる……確かに!」

三葉「実際にプレイした感想を申し上げますと……普段の私なら、まずはヒロインの外見をヒントに『ツンデレ』、『ロリ』、『中二病』っぽいキャラを攻略する」

清水「ツンデレ、ロリ、中二病って……あなたの趣味ってアレですよね。大変にわかりやすいというか……」

三葉「……放っておいてください」

清水「……」

三葉「でね、自分好みのキャラをクリアしたら……『あとは、まぁよいかな』と思ってしまうんですね」

清水「なるほど」

三葉「ところが本作では……誰がツンデレで、誰がロリで、そして誰が中二病なのか判別できない!

清水「ふむ!」

三葉「致し方がないので、まずはメインヒロインっぽい子を攻略してみました。吉角絵美という名前の……まぁ予想通りの優等生キャラ。普段の私なら手を出さないタイプのヒロインだったのですが……コレがかわいい!絵のクオリティが高い!

清水「ふむふむ」

三葉ここで私は決意しましたね。絶対にツンデレ、ロリ、そして中二病の顔を見てやる、と!」

清水「ということはつまり……」

三葉「そう!『全キャラを攻略してやるわ!』と腹を決めたわけです」

清水「なるほど」

三葉「途中、普段は一切興味を持てないお姉さん系キャラに遭遇して、『へぇ……案外こういうヒロインもよいじゃん★』なんて思ったり」

清水「ふむ」

三葉「まさに、『ヒロインの顔が隠されているからこそ、周回プレイのモチベーションが高まった』次第です」


【ここがすごい⑤】先入観なしにプレイするので、「期待外れのキャラでがっかり」が起こり得ない★




清水「ふーむ!確かにコレはありますね。自分好みに見えるヒロインがいるからプレイを始めたのに、その言動が何だか期待外れだった時に感じるやるせなさといったら……」

三葉「ええ」

清水「PCモニタをぶち壊してやりたくなりますよね!」

三葉「……過激ですね」


5つの「すごい!」のまとめ★

三葉「さて、ここまで見てきた5つの『すごい』点を整理してみましょう」



ネガティブな影響はないのか?


三葉「最後に、『好感度と解像度が直結している』という仕組みを採用することでネガティブな影響はないのか、考えてみましょう!」






清水「なるほどねぇ。つまり、結論としては……」

三葉『<ヒロインの好感度と解像度が直結している>という仕組み……すげぇ!神!リスペクト!』、ですね」

清水「……小学生みたいな感想ですね」


【余談】もしもバッドエンドがあったなら……


 本作には、いわゆる「バッドエンド」はありません(上述の通り、何も起こらないエンディング = 「通常エンド」は存在します)。

 プレイ中、徐々にヒロインの解像度が上がっていく中で、「内臓が丸見えになるバッドエンドなんてあったらどうしよう……」とビクビクしていたのですが……杞憂でした。

清水「私なら毛穴がドアップになるバッドエンドを実装したかも……超気持ち悪いヤツ★」

三葉「……あなたが制作者じゃなくてよかったですよ」


【補足①】攻略情報


 本作をプレイするにあたって攻略のヒントを必要とする方は、公式サイト下部の「よくある質問」欄をご覧になるとよいと思います。


 個人ブログなどに攻略情報を掲載している方がいらっしゃますが、大幅アップデートがあった影響もあり、精度を欠く情報が散見されます。ご注意ください。


【補足②】プレイ画像とキャラ画像


 本作のプレイ画面は、以下のサイトでご覧になれます。


 また、キャラ画像は以下のサイトでご覧になれます(完全なネタバレになるのでご注意ください)。


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 最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。

(分析:清水、三葉 / 文、イラスト:三葉)

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