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読書感想文「大きな嘘の木の下で」

こんばんは。
西武新宿線武蔵関から徒歩7分。100BOOKCAFEというブックカフェのオーナーわたなべです。

自分がやってるブックカフェはマンガがメインで、自分自身も読むのはマンガが多いです。マンガ以外だと、たまにビジネス書的な本を読む程度。

今日は最近読んだ本「大きな嘘の木の下で」の読書感想文的なやつを書いてみます。読書感想文とか小学生の時めちゃくちゃ嫌いでしたけどね。ひらがなと句読点と改行を駆使してマスを埋めてました。

「大きな嘘の木の下で」著者「田中修治」さん


好きな経営者は誰ですか?と聞かれたら以前勤めてた飲食店の「小川社長」と靴をネットで買えるようにしたZapposの「トニーシェイ」そしてメガネ屋OWNDAYS「田中修治」さんの3人の名前を挙げます。

直接会った事があるのは小川社長だけですが、3名に共通するのは「関わる人を幸せ(豊か)にすれば利益は後から付いてくる」っていう考え方だと思います。これは10年ぐらい前に小川社長から教わった考え方ですが、田中修治さんもトニーシェイも多分、同じ様な考え方をしてると思います。本を読んだ印象だけですが。

そしてこの本、内容は思ったより自己啓発よりでした。
自分はあまり自己啓発本は読まないんです。
有難い言葉を並べられても「お前誰だよ」って思ってしまって言葉が入ってこないから。その点、田中修治さんの事は破天荒フェニックスを読んだり、YouTubeで見たりで知ってるので言葉がスッと入ってきます。

「田中さんが言うんならそうなんだろうな」みたいな感じです。とはいえ勿論全部を鵜呑みにはしませんが。

個人的には「選択」の話しと「ムカつく奴の顔」「人の上に立つっていう考えは偉そうで気持ち悪い」っていうのが面白かったです。あとは前半の「幸せにするではなく豊かにする」っていうのと「お金は交換ツール」も。

つまり全編通して面白い内容でした。
これは完全に自分の好みなんだと思いますが、田中さんの文章って読みやすいんですよね。じゃないと破天荒フェニックスも読み切れなかったと思います(全491ページ)
破天荒フェニックスは3日ぐらいで読み切った覚えがあります。このページ数だと他の本ならもっと日数かかってるか、途中で飽きてると思います。自分の場合。

どういった人にオススメか。

割と万人受けする内容かなと思います。
経営者も、そうでない人も、経営者を目指してる人も、現状維持したい人も何かを始めたい人も、将来に不安がある人も無い人も。読んだら何かしら引っ掛かる部分があると思います。

決して優しく寄り添ってくれる感じでは無いですが、冷たく突き放す感じでもなく、だからと言って熱く「とにかくやれよ」みたいな書き方でも無く、淡々と田中さんの経験則を共有してくれる感じの内容です。

自分的にはそんな文章が丁度良い距離感で読み易いです。
ただの好みなんでしょうけど。

せっかくなので印象に残った部分を一部抜粋します。
「ムカつく奴の顔」の話しです。

「どん底でピンチに追い込まれている人がいたら、寝る前に目を閉じて、自分を馬鹿にしてきた奴らの顔をはっきりと瞼(まぶた)の裏に映し出してみたらいい。大嫌いなあいつらに、あなたができる最高の復讐は、あなたが夢を叶えて笑顔で充実した毎日を送るようになることだ。そして走り続けてさえいれば、今の状態は敗北ではなく挑戦になる。」

幸いなのか分からないですが、自分は自分の夢を人に馬鹿にされた事はまだ無いので「大嫌いなあいつら」に該当する人は居ないですが、この考え方は好きです。

そして、これはあくまで一部抜粋なので、この前の文章と合わせて読むと、より深く刺さると思います。

そんな所で読者感想文になってるのかよく分からないですが、この辺で終わります。興味を持った方は是非とも一読してみて下さい。

それと本のタイトルはBOOWYの「大きなビートの木の下で」という本のオマージュらしいです。

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