上野小散策
台風が去って、真夏のような暑さに戻った今日。
久しぶりに、東京・上野に立ち寄った。
暫く、感染者の多かった東京を訪れる事は避けていたので、多分2年以上、上野にも来ていなかった気がする。公園口の場所が変わったのも知らないでいた。
上野は本当に雑多なイメージがある。公園口から出れば、国立、都立の名だたる美術館等の施設が建ち並び、広小路口方面に行けば、小さな路地に、所狭しと飲食店やパチンコ店などが並ぶ。少し歩いただけで、多面的な姿を味わえるのも上野の特徴だ。
アメ横の辺りを見るともなく散策した後、上野駅に戻る。
上野駅Breakステーションギャラリーと言う、アトレの東と西館を繋ぐ連絡通路で、ちょっと面白い展示を見つけた。
JR東日本の忘れ物傘を、東京芸術大学の生徒が、見事なリサイクルアートにしていた。
常磐線沿線の自治体をテーマに、8人のアーティストの卵が傘に新たな命を吹き込み、ユニークな作品に仕立てている。
取手市(茨城県)をイメージした作品。
こちらは台東区(東京都)。
柏市(千葉県)。展示してある中では、一番実用向きと感じた。
よく見ると小さなワニがたくさん。『カシワニ』という柏市のマスコットキャラクターらしい。黄色い地色はサッカー柏レイソルのチームカラーをイメージしたのだろうか。
全体を見渡すと、デパートのショーウインドウのよう。アトレの建物にしっくり馴染んだ展示になっていた。
鉄道と自治体と大学が連携して、作品発表の場を作っているのは、とても良い試みだと思う。普段アートに興味がない人にも、身近な物と場所を介して、暮らしの中にアートが生きていることに気づいてもらえたら。
この後まだ少し時間があったので、アトレ西館の甘味処へ。
あんみつ『みはし』。ここに来るのも2年ぶり。国内産の材料を使った、上野老舗のあんみつ屋の分店で休憩した。
お品書き。
久しぶりなので、やはり一番人気のクリームあんみつを注文した。あんはこしあん。『みはし』の弾力のある寒天には、滑らかなこしあんが合う(こしあんが苦手な人は粒あんに変更もできる)。お茶はなくなりそうになると、お代わりを注ぎにきてくれるので、助かる。
独特のフォルムの器は、食べ終えた後も可愛い。
今日の外出は、上野がメインではなく、この後、埼玉の少し涼しい場所まで行ったのです。
この続きは、また後日に。