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▶︎▶︎▶︎くりぃむのこと。

免疫介在性溶血性貧血
【原因】
赤血球表面に免疫抗体が結合して赤血球が破壊されるために起こる貧血.自分の赤血球そのものに免疫反応が向けられた場合と(自己免疫性溶血性貧血),赤血球に付着している何らかの物質(たとえば薬物など)に対して免疫反応が起こっている場合がある.どちらも結果は同じで,赤血球の表面に抗体という免疫物質が結合することになる.そのような赤血球は脾臓や肝臓で破壊されたり,あるいは血管の中を流れながら破壊され,その結果貧血となる.
【症状】
2-8歳の犬に多く,雌では雄の3-4倍の発生率である.最初に気づく症状は,寒がる,食欲不振,落ちつきがない,運動時疲れる,脱力,ぐったりなどあまりこの病気だけに特徴的なものとはいえない.歯茎が白っぽい,白い犬で皮膚のピンク色がなくなるなども重大な貧血を表すサインである.まれに赤色尿や黄疸もみられる.また消化器症状(嘔吐,下痢)がみられることもある.また一部は免疫介在性の血小板減少症と一緒に発生するため,粘膜や皮下の点状出血を示すこともある.
【治療】
抗生物質投与,感染,腫瘍などに引き続いて起こるものと,原因不明で起こるものがあり,原因不明のものがおそらく真の自己免疫性と考えられる.原因があればそれを除くが,同時に免疫抑制剤を使った治療を行う.すぐに改善傾向がみられない場合は複数の薬を使ったり,輸血を行うこともある.ただしこの病気の犬では適合血がなかなかみつからないことも多い.非常に急性のものは救命率は低いが,通常のものでは回復するものが多い.ただし慢性化して完全に貧血が治らないものも中にはある


これがくりぃむの病気だった。
くりぃむの場合は「急性IMHA」といわれた。
急性の場合は死亡率が非常に高い。
私は先生に
「昨日までおもちゃ運んで遊んでたのに」
これしか、言えなかった。

ちなみに獣医学的には「免疫介在性溶血性貧血(IMHA)」と呼ぶけれども、
人間の医学的には「自己免疫性溶血性貧血(AIHA)」と呼ぶらしいです。

犬だとちらほら見かけるけれど、フェレットでの情報が当時は全く無くって、
担当の先生はいろんな論文を読み漁ってくれた。
海外の論文も。
けれどもフェレットの論文はなかった。

結局犬の論文などを参考に処置をすることになった。

左がくりぃむの血液で、右が通常のフェレットの血液。
溶血しているのがよくわかる。
犬における急性IMHAによると、播種性血管内凝固(DIC)が死因の原因になることが多いらしい。

くりぃむは入院し、私は朝晩面会にいった。
朝になると先生から1本電話がはいり、今日の様子と治療内容を伝えてくれる。
その後面会。一時帰宅。また夜に会いに行く。
その繰り返しは長丁場になることもなく、すぐに終了した。

プレドニゾロン、ファモチジン、シクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル・・・・
他にもいろいろやったけれど、もう自分の力では血液が元気にならなかった。

3日目に輸血をすることにした。
私は多頭飼いをしているので、末っ子に協力してもらった。


くりぃむは頑張った。

結果的に、輸血をしても数値はあがらなかった。
DICも始まっていた。

5日目の朝、先生から電話がきた。
「そろそろおうちでゆっくり休むか、もう一度輸血にチャレンジするか、どうしますか。」
そんな感じの内容だったと思う。
もう覚えていない。

2018年9月5日
私はくりぃむを自宅に連れて帰ったきた。
看取りの選択を選んだ。

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フェレットを5匹飼ってます。ニョロ、ニョロ、ニョロ。珈琲と麦酒と製作が好きです。
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