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▶︎▶︎ くりぃむのこと。

※尿の写真有り〼

2018年8月31日
その日は夕方からの仕事だった。
仕事へ行く前に、もう1匹のフェレット「しゅう」と「くりぃむ」が起きてきたのでケージから出して2匹で遊んでいるのを眺めていた。
それをいつもどおり動画におさめる私。

それが2匹で遊ぶ最後になるだなんて、私はこれっぽっちも思ってなかった。
それぐらい元気に見えた。

同日、22時過ぎ。
仕事から帰ってきてご飯をあげる。
なんとなくペタンとすることがおおいなと感じたけれど、気圧やらその時の体調やら、本人の気分やら色々あるだろうと思っていた矢先

「あれ?」

くりぃむが突然おかしな色のおしっこをした。
最近までしゅうがくりぃむのお尻を舐めて膀胱炎になっていたので、そのせいなのだろうかと一瞬思ったけれど、あきらかに色がへんだった。



時間も遅いし、夕飯はとりあえず食べたし、くりぃむ自身も寝てる。
それに翌日は先住のフェレット、長女ましゅのオペ予約が午後にあったので、どちらにせよ病院に行くし、その時に連れて行こう。
少し様子をみようと私は判断して眠りについた。



2018年9月1日

いつもより早く起きた。
すぐにくりぃむのベットを覗きに行く。

あきらかに容体がおかしい。
顔は白く目に力がない。
布団に潜ったまま出てこない。
寒かったのか、動く力がなかったのか。
私は焦った。
なぜ昨日の夜に救急病院に行かなかったのか。
すぐに自分を責めたけれどそんなことをしている場合じゃない。
彼女を抱き上げた。
ぐったりしていた。

(とにかく病院へ行こう。)

この時は1分1分がとても遅く感じた。まだ8時前だった。
かかりつけの病院は空いていないのでとっさに24時間の救急病院にかけこむ準備をした。
何かあったときはまず自分が冷静になるようにいつも心の中で唱えていた。

まず、救急に電話をし、次にタクシーを呼んでおく。
その間に自分とくりぃむのでかける準備と、万札をいくつも財布に突っ込んで家を飛び出た。
タクシーの運転手さんに急ぎめでお願いしますと無茶なお願いをした。
いいのか悪いのかはとりあえず置いといて、とても飛ばしてくれた。

タクシーに乗り込んで、キャリーに入っているくりぃむの様子を覗き込む。
黄疸が出ていた。
昨日のはビリルビン尿だったの?肝不全?急性?なんで?
いろいろな考えが一気に頭をよぎった。
タクシーが曲がると、くりぃむも一緒に滑っていく。
這いつくばる気力もなかった。
私はキャリーを太ももの上にのせて平行を保った。
手を入れて体温だけはずっと確認していた。

「死んじゃう」

こんなことしか考えられなかった。
24時間の救急について検査をしたらやはり肝機能が上昇していた。
ぐったりしていて、立つ気力も動く気力も無くなっていた。

「レントゲンと血液検査はしましたが、しっかり血液が取れていないでの全項目検査できていません。おそらく急性肝不全かもしれません。これ以上の処置はかかりつけに行かれた方がいいでしょう。開くまで預かりますよ。」

午前9時過ぎ。
その日かかりつけは夕方からの診察のみだった。
ダメ元で電話をしたら、たまたま何時も良くしてくれている看護師さんが運良く電話に出てくれた。
救急病院で皮下点滴をして応急処置をしてもらい、簡易検査したデータを持って、泣きながらタクシーでかかりつけに向かった。

すでに危篤状態だった。
病院に着いてすぐに獣医師さんが酸素を持ってきてくれた。
そのままくりぃむは診察室の奥へ連れて行かれた。

たくさんの処置をするのに時間がかかるとのことだったので、近場のコーヒーショップで連絡がくるまでずっと待っていた。
どれくらい経ったか、ホットのカフェラテを飲んだことと仕事場に泣きながら電話をしておやすみをもらった事以外全く記憶に残っていない。

電話が鳴った。
「おそらく急性のIMHAだと思います。」
「え?」

詳しい説明を聞くために病院へむかう。
肝不全ではなかった。

しっかり検査してもらい処置もしてもらい起き上がれるくらいまでになったけれども、黄疸は進んでしまった。

そんな中長女ましゅのオペが無事に終わった連絡もいただいた。
結局ましゅとくりぃむの2匹が同時に入院することになってしまった。
(この2匹はとっても仲が悪いのに・・・・)

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フェレットを5匹飼ってます。ニョロ、ニョロ、ニョロ。珈琲と麦酒と製作が好きです。
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