見出し画像

親友の息子さんが亡くなった。

親友と言っても、私がSNSを通じて知り合ったお父さん的存在の飲み友だった。

その人が書く日記的なツイート内容はいつも暖かくて、家族4人でいつも何気ないほっこりとした幸せな日常の内容だった。家族の話、仕事終わりに行くラーメン屋の話、居酒屋の話題で埋め尽くされていた。

将来こんな家庭を築きたいと心から思えるほど誰が見ても幸せな家庭だったのだ。

その人とは、1度だけ会ったことがあり、2人で話したこともあった。本当に娘のように思ってくれていて、たくさん相談に乗ってくれて、私を泣かせる人は許さないとまで言ってくれるほど私を大切にしてくれるお父さんであり、親友的存在であった。

その人には、今年で20歳になる男の子と、小学校入学したての男の子がいた。

その20歳になる息子さんが急逝したのだ。

私が東京に逃げた時、その人はいつも声をかけてくれて実家で親との関係に苦しんでいた私に楽しく生きようと前向きになれる言葉をくれた。
働き口や、住む場所まで考えてくれていたのだ。

いつかその息子さんとも会って仲良くして欲しいとも言われていたし、私も息子さんに会いたいと思っていた。

何より、同じくらいの歳の子が突然亡くなってしまうのは私の心に来るものがあった。

亡くなった理由は記載されていなかったので、本人に聞こうとも思わなかった。
そして、友達の息子さんとなると、更に心が痛かった。

今をどう生きるか、私にはまだはっきりと定められていない。

だが、明日死んでも悔いがないように生きなさいという暗示であるとも思った。

母が私によく言うのだ。
「明日また東日本大震災のような誰が死んでもおかしくない状況になっても、突然病気になっても、悔いが残らないように生きないと後悔して死ぬことになるよ。1日を大切にしなさい。」と。

そんな日は遠いだろうと勝手に決めつけていたが、死は案外隣り合わせに存在するものなのかもしれない。

決してその親友の息子さんが近い存在では無かったが、私にとってはかなりショックな出来事なのだ。

親友の気持ちを考えたら涙が止まらない。

親友にも、奥様にも、弟さんにも、はやく元気に前向きになれるように祈るばかり。

本当に、あの世でも幸せでいてほしい。
どうか苦しまず、幸せにいて欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?