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毒親から初めて逃げて無計画で東京へ行った女子大生①

もう本当に終わりだ、死のう。

逃げたい、苦しい、助けて

でももう無理。

さよなら、パパママ

早く死んでください。私も死ぬから。

そう考え、決めたのは、2022/10/28。

何があったかも毎日が苦しすぎてほとんど覚えていませんが、最後Twitterのフォロワー0のアカウントに投稿されてありました。

もう無理だ、限界。このままじゃ私が持たない
壊れてしまう。

でも死にたくない。生きたい。

自己防衛反応が出た瞬間、
もう既に新宿行きのバスを仙台駅前で待っていました。

私は昔から、行動力の鬼です。
決めたことはすぐにやる性格。

2022/10/31
2泊3日分の荷物だけ小さいキャリーに詰めて、
お金も無いので、夜行バスで新宿へ向かいました。

家出を決心した事件内容は本当にしょうもない。

私は、ブリーチした金髪にチョコレートの色を入れていたのですが、かなり色が落ちて金髪になっていました。

金髪は本当に嫌だったので、お母さんに
カラー剤で染めていい?と聞いたら
「もう結構髪傷んでるから、美容師さんにやってもらった方がいいと思うよ」と。
じゃあやってもらう!と二人で話してそう決まったのでその10/31の学校帰りに美容室を予約していました。

しかし、その10/31の朝。
一限から授業が入っていたにも関わらず
私は寝坊してしまい、次の電車で行きました。

その事に父がすごく怒っていて
なんで起きられないんだ?生理や低血圧を言い訳にするな。甘えだ。などと朝から説教され、わざわざ口にしなくてもいい様な嫌味まで言われてしまい、私も父もお互い嫌な気持ちで学校、職場に向かいました。

はあ、どうして起きられなかったんだろう…
と反省しながらなんとかその日の授業が終わり、いつも通り、母とLINEで話しながら美容室に向かっていました。

すると、「今日帰り何時?」と母からLINE。

私「美容室行ってから帰るけど、なるべく早く帰るよ」

母「今日は真っ直ぐ早く帰ってきて」

私「なんで??」

母「今日の朝、パパ心配して泣いてたよ。」

私「え、?」

母「だから今日は家族でハロウィン。仮装パーティーしよう!」

私「え?」

この事がある前から私は父や母の喧嘩に巻き込まれたり、当たられたり、散々私のことを振り回して散々悩ませて泣かせてるクセに、

私が予約してる美容室をキャンセルして、パパのために早く帰って、家族の仮装パーティーに参加しろってこと??しかも美容師さんにやってもらった方が良いって言ったのはママじゃないの?てかいい歳してなに、仮装パーティーって。

馬鹿らしい。なんなの。

当時の私はめちゃくちゃ腹が立ってしまい、
そこでうまく機嫌を取っておけば良いものの、
真正面から母とLINEでぶつかり合ってしまいました。

そこで、親友に相談して
ありえなくない?と愚痴ると

サトウも言い過ぎだと思うよ。お互いチクチクした言葉でしか話してない。対話をちゃんとしないと解決する方向には進まないよ。

と言われ、私の闘志は消え、
パッと冷静になり、私は母にすごく申し訳無いことをしてしまった。と自覚し、すぐに謝罪のLINEをしました。

しかし、何件送っても、何度電話しても
母は既読を付けず、電話も出ず。
明らかに、意図的に無視されていました。

あぁ、もう終わった。と思い

私は美容室をキャンセルして、口論する前に、
母親からドンキホーテで仮装グッズを頼まれていたのでいくつか自腹で購入し、仲直りしたいという思いで家族3人分のゴンチャを買ってすぐに帰宅しました。

家に着くと、1階には誰もおらず。
ただいまー…と言っても返事は無く。
ご飯も無く。2階からは、テレビを見て笑っている両親の声が聞こえて。

2階に行っても、居ないような扱いをされ。
スルーされ。

あー。もう終わりだ。唯一の居場所も自分で壊してしまった。

当時はそう思いました。罪悪感で押しつぶされそう。耐えに耐えてきたこの環境でついに

私以外全員敵。

もう終わりだ。

ここで家出を決意しました。

翌日の11/1。私は学校が終わってからまっすぐカラオケに向かい、23:40の夜行バスまでここで一旦ストレスを全部発散してしまおう。と泣きながら歌い尽くしました。

それでもなんだか空しい気持ちは変わらず
もう嬉しいも楽しいも悲しいも苦しいも何も感じない。

ただバスに乗っている時間だけが、私に開放感を与えてくれました。

新宿に朝6:00に着いてからフラフラして
2年付き合った元彼の住んでいる家に向かいました。

なんの感情も湧かず、お腹も空かず、
ただ両親の元を離れて、親の手の届かない場所で
初めてちゃんと息を吸えたような気がしました。

嬉しい…のか、楽…なのか?
どれにもよく当てはまらない感情で
何もする気が起きず、ただ横になっていました。

しかし本当の地獄はここからでした。

【第2話  親の鬼電、大学中退させると脅される】

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