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ニューノーマルを語る前にまずすべき事 ~日本でハイブリッドは難しい?!~

新型コロナウイルスによるパンデミックが始まり、「ニューノーマル」という単語を頻繁に聞く様になって暫く経ちました。同時に、誰が定義している訳でも無いこの単語が独り歩きし始めて久しいという事になるのですが、これをキーワードにされている企業も少なくはないのでしょうか。

目まぐるしく変わるビジネス環境の中で生き残る会社であり続けるためには物事の本質を見極める事が肝となりますが、今回は「ニューノーマル」というワードの本質を考察しています。

トレンドワードとの向き合い方

現代の日本社会は、横文字やトレンドワードを好む傾向が見受けられますが、当然メディアを始めとする発信者はそういった流行りのトレンドワードを使用する傾向が見受けられます。リファーラル。オンボーディング。最近はビジネス関連でも多くの横文字を耳にしますが、そのワードをよく見ると実は「普段行っている事に名前が着いただけ」といったレベルである事も多く、一方で、日本ではそれがあたかも「最先端の特別な手法」であるかの様に扱われる事もあります。「ジョブ型」「ニューノーマル」というワードも非常に大きなトレンドになっている一方で、それらのワードの公式定義はどこを探しても見つからない、あるいは明確な情報とは言えないものが見つかる程度という事もあり、それ故なのか各コンサルティング会社が独自の解釈をしているといった状況も見受けられます。

その様な中で、「世の中がそう動いているからウチも!」という事で取り組む、あるいはそういったトレンドワードへの取り組みを見せる事で「何かをしている雰囲気」を出す、といった対応を取る事にも意味はあるのかもしれませんが、より有意義な効果を得るためには、アクションを起こす前に一度冷静に考えてみる必要があります。目指すものが何なのか、何故そうなっているのか、どうして自社がそれを目指したいのか、目指す所に到達するとどうなるのか・・・など、考える事は多岐に渡りますが、トレンドワードをしっかりと消化した上で考察し、アクションを取る事が重要になります。

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