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パンツをかぶって走り出せ

ぼくは今、自ら「パンクバンド」と名乗るようなバンドの音楽に興味がない。

この10年考えていたことだけど、パンクは過激な保守というスタイルに堕落している。
随分昔のジャングルとかの方がよっぽどパンクやん思った。

パンクなんて70年代の出来事だからね。もう40年も前のことだ。そのスタイルを未だにやってるなんて、もはや「伝統芸能」でしょうよ。

パンクの頭にハードコアがつこうがなんだろうが、細分化したパンクで、それは袋小路なんじゃねえですかね。

パンクに惹かれたのは「開放感」であって、そのスタイルではなかったんだ、ぼくは!
それがパンクバンドというスタイルに固執するのなら、現象としては76年当時パンクバンドに破壊されていたオールドスタイルのロックバンドの位置にパンクバンドが座ったということだと思っている。

幾多のパンクバンドを見てきたけど、ほとんどがカッコつけるためにやってるような、音楽がやりたいのかパンク衣装に身を固めてカッコつけたいのかわからないひとたちがほとんどだった。
ライダース着てなんぼみたいなのには、本当に付き合いきれない!

自らの開放というパンクの原初の精神、それがあれば、どこにでも行ける。
なのにどこにも行けなくなってるのが現在のパンクバンドだと思っております。

気持ちイイものはたくさんある。まして、現在は高度情報社会、ですからね。何かに囚われることほど、ばからしいことはない。

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