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保育のおしごとを始めてから、
私は「癇癪」という言葉を知った。

俗に言う、

「キレる」

とか、

「疳の虫」

とか言うものだ。


癇癪が酷くて
放課後デイサービスに来る子は
沢山いる

その子たちは、
自分が癇癪持ちだと
知っている子も、
中には気がついて居ない子もいる

私はそんな子の一人に、
先日手首の骨を
硬い板状のもので叩かれ

今も時々痛い

子ども同士の喧嘩には
大抵理由がある

癇癪に至った発端がある

それは、
先天性の機能的障害なことも多いが
後天的な愛着障害な場合もあるだろう

ただ、私は、
未就学児の間であれば、

その癇癪との向き合い方で、
もしかして人生の生きやすさが
変わるのではないかと

常に考えて保育してきた

癇癪を起こしやすいと
一般的に言われる子たちは

とても優しい子どもが多いと思う

力も強くて、
笑顔がとろけるようで、
そして私を庇ってくれている

時に、

「守る」

が行き過ぎた故に、
行動が目立ってしまったり、

言葉にすることが苦手だったり、
どうしたら伝わるのかが
わからなかったり…

その伝え方次第で、
実はそれ程でもなくなる
可能性だってある

自分を「守る」為の方法が

「暴言」だったり
「暴力」だったり
「自傷」だったり
「破壊行為」だったり
「泣き」だったり

する訳で

根底には「怒り」が流れている

もしもそこにある
「怒り」ではなく

その「守りたい」という
根本にある美しい心に
向き合うことが出来たなら

その「守る」行為に
「感謝」の目を配り
伝えられたなら

もしかしたら変わるのでは
ないのだろうか?

私が知りうる限り
トップで働いている方々というのは

「怒り」が爆発的に高いけれど
それをエネルギーに転換させることが
非常に上手い様に感じる

幼い頃、
きっと「怒り」を転換する技術を
愛情を持って得られたのだと思う

「怒り」の発生源が
「守る」何かの為であるとするなら

それを防御するのではなく、
「守る」の気持ちへの
「感謝」に向けられて居れば

「怒り」を
言葉で整理出来るのかも
しれないと思う

人を守る最後の手段は
「感謝」なのじゃないかと思う

目の前のお子さんが、
もし…「癇癪」を起こしているなら

何を「守ろう」としているのかを
一度考えてみて欲しいと思う

その時でなくてもいい
後から気がついたのなら
その時点で感謝を向ければいい

この作業が習慣化する程
きっと子どもたちからの愛情を
沢山感じられるんだと思うから

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「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪