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リズム基礎学 Lesson2

リズムにはメカニズムがあります。
まずはその仕組みを知る、もしくは意識するところから始まります。

その仕組みはまるで凹があれば凸があるように、光があれば影があるように、マナがいればカナがいるように、リズムには”表”と”裏”があります。

リズムのオモテとウラ、知ってる人も多いと思います。
そしてそのウラが取れないという人も多いと思います。

知らない方のためにゆっくり進めていきたいと思いますが、知っている方はくれぐれもできてると油断しないで下さい。
リズムのウラは未だ底知れず深く、こんな記事を書いてる僕も研究に研究を続けています。

まずリズムは海の波の満ち引きに似てると思ってください。
砂浜に波が”押し寄せるの”は波がその前に”引いている”からです。

押し寄せっぱなしなら、リズムがどうとかの前にこの世界は水浸しです。
引くから来る。

リズムも引くから来るんです。

前回お話した"4分音符に合わせてリズムを取る"こと。
メトロノームをゆっくりめ50~60、やりにくければ70くらいにして
手を叩いた後に大きく息を吸い込んで、次に叩く時に吐いてみて下さい。

「スゥー・・・パン!」

といった感じです。
一人で練習しているとピンとこない人もいるかもしれません。
一人の時は鏡に向かうとわかりやすいです。

目の前でその様子を見ていると

「パン!」

と叩いた時に仰け反りたくなる本能が少しでも感じませんか?

感じない方は催眠術にかかりづらい、少し疑り深いタイプかもしれません。
アンテナを張ってこんな僕のことでも一旦信じて感じ取って下さい。

リズムは「強拍と弱拍の規則的な繰り返し」です。

スゥーっと吸い込んでいる時が"弱拍"
パン!と手を叩いた時が"強拍"です。

スゥー・・パン!をメトロノームに合わせて繰り返すとリズムを感じませんか?

感じない方は手品を見たらまずタネを暴こうとするタイプかもしれません。
素直になってこんな僕のことでも一旦信じ切って下さい。

楽器を演奏するのに捉われていると、つい全ての音を出し切ろうとしてしまいます。
でも全ての音を出し切ってしまうと強拍と弱拍のデコボコなコンビネーションが生まれません。

全てのジャンルの音楽にこの強弱の関係があります。
では次回はこのウラのことをもっと知っていきましょう。


今日はここまで。
See you next Lesson♫

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