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【週末投稿】つれづれ有用植物#32(アブラナ科:アブラナ属 タカナ)

野沢菜漬け、高菜チャーハン、葉で包んだおにぎりなど、高菜は漬物から炒め物など様々に加工されて古くから人々に楽しまれてきました。
柔らかい葉物とは違い、繊維も多いので湯がいて食べるには多少顎が疲れる噛み応えがあります。その為、加工した後細かく切ったり、葉1枚を薄く巻くなどの工夫で美味しく食べられています。

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この植物は「からし菜」の変種と言われています。
幾つかの品種があり、葉色が紫のもの(紫高菜)から上写真の様な緑一色やわずかに紫色の入ったものがあります。

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また、コブが付いてこの食感がたまらない、コブタカナというものもあります。

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【Ping Banana の所で栽培している コブタカナ】

多くが秋に種まきして、冬から初春に収穫します。
春には、黄色くかわいらしい菜の花が咲きます。種がいっぱい出来ますので種を取って、次回の種まきに使うと良いですが、アブラナ科は交雑がしやすいので、近くにアブラナ科の花が咲いていない環境がベストです。

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おもしろい事に、アブラナ科のいろいろな種の開花時期は、僅かにずれている傾向がありますので、あまり神経質になる事はないかもしれません。

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ある程度、種が入った鞘が出来てきたら、先端に咲いている花を綺麗に摘むと、房の成長が早くなります。そして葉がいくつか黄色く変色してきたら穂が青くても収穫しましょう。あとは陰干しして種を収穫します。

アブラナ科の種は野草同様に発芽力が強いです。
もし種が沢山余るほどある場合は、種まきは「ばら撒き放置」で十分に発芽します。手間がかかりません。発芽すると自力で根を地中に伸ばしてゆきますので土を掛ける必要もありません。手間いらずですよ。

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