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【マガジンの紹介】

【はじめに】

いつも記事をご覧になっていただき、そして多くのスキ、コメント、フォロー、サポートをいただきありがとうございます。

これまでの皆様のレスポンスが自身にとって非常に大きなモチベーションとなり、記事を書き続けることができました。
最初は細々と書いていたnoteでしたが、フォロワーが100、200、300人と徐々に増えていき、現在は500人を目前にしております。

noteを1年半続けられたのも、ひとえに皆様から多様なレスポンスをいただいてきたためです。この場を借りて、感謝申し上げます。
今回は1年半の振り返りも兼ねて、これまで書いてきた記事やマガジンの紹介を簡略ながらさせていただきます。


【パレスチナ問題の歴史的背景】

私は、ヨルダン在住中にnoteを始めました。

ヨルダンはヨルダン人、パレスチナ人、シリア人、イラク人をはじめ、多様な国籍の人たちで構成されている国です。そして、中東諸国のなかでも比較的安全で平和な国であることから、難民や移民の受け入れ国となっています。

当然ながら当該国で生活をしていれば、上述した国籍を有する人たちと関わる機会もあり、その話の流れから祖国で起きた内戦や差別、暴力といった凄惨な経験・歴史などを聞くことも少なくありませんでした。
そうした話を実際に聞いた身として、「世界で起きている重大な問題の一端を伝えることができるのではないか」という思いを抱きました。

そこで、今後利用者が伸びるであろう「note」を媒体として選び、まずは「パレスチナ問題の歴史的背景」に特化した記事を書き始めたのが経緯です。
70年以上が経過しても解決されるどころか、むしろ混迷の度合いを深めているパレスチナ問題。 この問題にはどのような背景があるのでしょうか。興味がある方はご覧ください。


【ルポルタージュ パレスチナ難民キャンプ】

 ヨルダン滞在中、私は本来の仕事とは別に「パレスチナ難民キャンプ」でヒアリングなどを通じた生活調査を行っていました。
これは義務でも何でもなく「難民キャンプ」という空間、そしてそこで営まれている生活に関心を抱いたためです。

ところで「難民キャンプ」と聞くと何をイメージするでしょうか。
荒野に無数のテントが立ち並び、人々が炊き出しに並ぶ光景を思い浮かべるする方もなかにはいらっしゃるかもしれません。たしかに、世界にはそうした環境下での生活を余儀なくされている人もいます。

しかし、ヨルダン国内の「難民キャンプ」はイメージされるものとは異なるかもしれません。ヨルダン国内のパレスチナ難民キャンプは設立されて既に50年、場所によっては70年以上が経過しているため、そこには今や一つの街のような光景が現れます。しかし、不遇な環境に置かれていることには変わりなく、地域間では深刻な格差が生じています。

ヨルダンに限らず日本ではなかなか報道される機会がなく、実態も把握しにくい難民キャンプという現場ですが、キャンプ内の過酷な環境、そこで長年生活を営む人達の暮らし、彼らが抱く祖国への思いなどを記事としてまとめています。


【タイと日本を結ぶ人身取引の闇】

「中東、ヨルダンからなぜ急にタイ?」と思われるかもしれません。

実は、私が海外で初めて訪れた国はタイでした。しかも、目的地は東南アジア屈指の大都市バンコクではなく、大きな産業も観光地もない北部の街パヤオ。
この渡航の目的は観光ではなく、タイ北部及び北東部で横行されている性的搾取、つまり人身取引の実態を知るためのいわばスタディツアーでした。

世界では2100万もの人が人身取引の被害に遭っているといわれていますが、アジア地域、なかでも東南アジアは世界でも特に横行されている地域です。 人身取引は国境を越えて横行されている深刻な問題であり、それには日本を含む先進国と呼ばれる国々が大きく関わっています。

以下は、これまで更新した記事のなかで最も多くの反響を受けた記事です。

【タイと日本を結ぶ人身取引の闇② [希望と絶望]】

「最初で最後の海外。手に入れたパスポートもこの20日間が終われば役目を終えるだろう」

退屈なキャンパスライフに悶々とした思いを抱いていた大学2年時、ひょんなことからタイ行きが決まった時点では本気でこのように思っていました。しかし、この20日間がその後の人生を変えることになるとは、この時点では知る由もありませんでした。


【国を持たない最大の民族「クルド人」】

舞台は再び中東へと戻ります。

クルド人の存在を抜きに、中東の歴史や昨今の中東情勢を捉えることは極めて難しいといえるでしょう。

トルコ、イラク、シリア、イランなど複数の国にまたがって居住しているクルド人。 彼らはそれぞれの国で迫害や差別といった不当な扱いを受けるなど、不遇の歴史を辿ってきました。そして、それは今もなお続いています。
彼らの多くは、そうした政府の弾圧から逃れるために難民として周辺諸国へと流出しており、意外にも中東から遠く離れた日本も流出先の1つとなっています。

現在、日本に住むクルド人は約2000人で、うち約1500人は埼玉県川口市と蕨市周辺に住んでいるといわれています。在留クルド人は祖国を逃れてもなお、難民不認定、入管による長期収容、外国人差別の問題といった苦難に直面している旨を諸文献を通じて知り、その実態に関心を抱いた私は昨年8月、全国的にも外国人居住率が高いことで知られている両市を訪れました。

彼らがこれまで辿ってきた歴史や過酷な境遇、そして移住先で抱えている問題などを記事にまとめています。


【読書術、書籍紹介】

現在はこちらを毎週土曜日に更新しています。

長年の読書経験を通じて確立した自己流の読書術のほか、「書籍解説シリーズ」をまとめています。本の要点だと思われる部分を軸に、これまで読んだ文献や論文から得られた知識や大学時代に専攻していた幼児教育及び家族社会学、趣味でかじっている心理学の知識なども織り交ぜながら要約しています。

マガジンを開いてみるとわかりますが、ジャンルは中東関連、心理学、社会学(移民社会、環境問題)など多岐にわたります。有益な情報源となるよう今後もまとめていきますので、ご覧いただければ幸いです。


【時事】

こちらでは、中東をはじめとした国際問題に関する報道やその他時事問題について取り上げ、考察を加えています。

こちらも随時更新していきます。


【さいごに】

受ける助力が大きくなるにつれて、自身の文章に一層責任を持つようになり、また有益なコンテンツを追究し試行錯誤するようになりました。

今後も、ご覧になった記事が「おもしろかった」「ためになった」ものであればスキ・フォロー・コメントよろしくお願いいたします。記事更新の大きなモチベーションになります。

また、サポートをいただけた暁にはそちらを書籍の購入予算に充て、その書籍の解説記事を更新しますので、ご協力いただければ幸いです。

改めまして、これまで記事をご覧になってくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いいたします。


よろしければサポートお願い致します。今後記事を書くにあたっての活動費(書籍)とさせていただきます。