個人的J 1見どころまとめ

 J 1リーグの再開も残り2週間となりました。どのクラブに誰が移籍したのか覚えていますか。私はほとんど忘れてました(笑) そこで、J 1の18クラブの注目ポイントをまとめます。一緒にJリーグを盛り上げましょう!

北海道コンサドーレ札幌

 超攻撃サッカーが魅力のミシャ・コンサ。そんな中で守護神を担っていた韓国代表GKク・ソンユンが兵役で退団した。穴埋めとなる菅野孝憲には、安定感あるプレーを見せてほしい。注目選手は鈴木武蔵。昨季は代表に招集されるが、プレーに波があった。J1屈指の得点力を発揮し、安定した大活躍を期待したい。

ベガルタ仙台

 アシスト王の永戸勝也が鹿島に移籍。ただ鳥栖からクエンカを完全で、FC東京から柳貴博をレンタルで獲得した。さらに中断期間に西村拓真が復帰したのも大きい。今季から指揮をとる木山隆之監督のサッカーが、この中断期間に浸透していると上位浮上も見込める。注目はモザンビーク代表のシマオ・マテ。今季は主将も任されたCBが、仙台を救ってくれるだろう。

鹿島アントラーズ

 開幕戦は広島に0-3で敗戦を喫した鹿島。3年連続無冠に終わった常勝軍団は、ザーゴ監督を招へいし、大型補強を敢行した。令和時代でも新たな歴史を築くのか。そこで、CBの関川郁万に注目したい。プロ2年目の若武者は、開幕戦でスタメンを勝ち取った。伝統ある堅守の鹿島で、新たなディフェンスリーダーになれるのか楽しみだ。

浦和レッズ

 最低限の補強で済ませた浦和は、何と言ってもレオナルドに注目だ。J3、J2で得点王に輝いたブラジル人は、開幕戦でも1ゴール。昨季は興梠慎三に依存していたが、今季は共存して得点を量産したい。また、3バックから4バックに変えたが、この中断期間にどれほど仕上がっているのか。

柏レイソル

 J2優勝して1年でのJ1復帰を決めた柏レイソル。開幕戦で昨季ルヴァン杯準優勝の札幌を5-2で粉砕するなど、昇格組とは思えない戦力を揃えている。2011年の再来を実現するためには、ケニア代表FWオルンガが必要不可欠だ。昨季の最終節で京都相手に8ゴールを決めた怪物は、J1でも“オルンガ”するのか。

FC東京

 昨季は2位で終えたFC東京は、磐田からアダイウトン、鹿島からレアンドロを獲得。エースのディエゴ・オリベイラのブラジルトリオが完成した。タレントは豪華だが、柳や岡崎慎をレンタルに出すなど、過密日程を戦い抜けるのか不安が残る。注目は橋本拳人だ。攻守で存在感を放つMFは、4ー3ー3になったことでさらなるハードワークが求められる。今季こそ悲願のリーグ初優勝を成し遂げたい。

川崎フロンターレ

 リーグ3連覇は逃したものの、ルヴァン杯で優勝を果たした。大卒ルーキーであるが、三笘薫や旗手怜央は年代別代表でも活躍しており、即戦力として期待がかかる。バンディエラ中村憲剛が負傷明けの中、期待したいのは田中碧だ。21歳のボランチは、恵まれたセンスを生かしてチームを勝利に導くだろう。

横浜F・マリノス

 昨季王者は、天皇杯でヴィッセル神戸に攻略されて普段のサッカーができていなかった。今季は相手に分析されて難しいゲームが続くだろう。しかし、補強は順調に進み、背番号10の天野純も復帰した(今季は39番)。エース仲川輝人には、2年連続得点王を目指してほしい。

横浜FC

 13年ぶりにJ1昇格を果たした横浜FC。下平隆宏監督の下、まずはJ1残留ができるのか。三浦知良や中村俊輔、松井大輔など、ベテランが注目されがちだが、斉藤光毅や一美和成と期待の若手も多い。ボランチの手塚康平は楽しみな選手だ。柏レイソル時代から下平監督に指導を受けていた彼は、キックの精度が高い。

湘南ベルマーレ

 昨季は入れ替え戦の末、何とか残留を果たした湘南。チームの期待であった杉岡大暉の移籍は痛いが、茨田陽生や三幸秀稔を完全移籍で獲得したのは好材料だ。期待したいのは、右WBの石原広教。アビスパ福岡から加入した21歳は、開幕戦で積極的に攻撃参加していた。杉岡が抜けた今、新たな攻撃の起点になるだろう。

清水エスパルス

 クラモフスキー新監督の下、始動した清水は開幕戦を1-3で落とす。しかし、新加入であるタイの英雄・ティーラシンが得点するなど、楽しみな面もある。開幕戦でフル出場した22歳DF立田悠悟の飛躍に期待する。191㎝の長身は、昨季序盤こそスタメンだったものの、終盤は出場機会に恵まれなかった。新体制ではスタメンの座を守り続けるのだろうか。

名古屋グランパス

 昨季は残留争いに巻き込まれたものの、何とか残留。攻撃な風間サッカーから守備的なカテナチオサッカーへ転換したが、それがフィットするのか。フィッカデンティ監督の手腕が試される。元ブラジル代表FWのジョーが電撃移籍したが、金崎夢生やマテウスなど攻撃陣も申し分ない。救世主候補は川崎Fから加入のMF阿部浩之だ。G大阪時代から数えると、2014年から毎年タイトルを獲得している。開幕戦でもゴールを決めた阿部は、名古屋でも記録を更新するのか注目だ。

ガンバ大阪

 開幕戦で昨季王者の横浜FMを倒したガンバ大阪は、トゥールズ(フランス)から日本代表DF昌子源を獲得した。エースのパトリックも完全移籍し、役者は揃っている。注目選手は、小野瀬康介。背番号8は多くのクラブが獲得に乗り出すも、ガンバの残留を決意。今季は2桁得点を達成できるだろうか。ツネ様ガンバがいかに上位に食い込めるか手腕にも期待したい。

セレッソ大阪

 チームの核であったMFソウザの退団は痛手だ。ただ、清武弘嗣や柿谷曜一朗など経験豊富な選手もいて頼もしい。バルセロナが熱視線を送るFW西川潤に注目、と言いたいが、MF坂元達裕にも期待したい。右サイドから中に切り込んで放つ左足のシュートは、セレッソに勝利を呼び込むのではないか。

ヴィッセル神戸

 DF酒井高徳が昨夏に加入すると、どんどん順位を上げていった神戸。元日の天皇杯で優勝するなど、準備は万端だ。ダビド・ビジャが引退したが、清水からJでの経験が豊富なFWドウグラスを獲得し、攻撃力は申し分ない。注目は問答無用でMFアンドレス・イニエスタであろう。この過密日程でプレーする36歳をどのように休ませるか、また、欠場の場合はどのような戦いをするのか。出ても出なくてもイニエスタに注目したい。

サンフレッチェ広島

 目立った補強はないものの、開幕戦は鹿島をホームで3-0と快勝。城福浩監督が積み上げた堅い守備に、攻撃力も加わり、十分な戦力を整えた。注目は川辺駿。タイミングよくボランチから飛び出してくる彼をいかに抑えるのは難しい。他にも新10番の森島司、1999年生まれの日本代表GK大迫敬介など若手も逸材ばかりだ。

サガン鳥栖

 経営難に苦しむサガン鳥栖であるが、オフにFWチアゴ・アウベスを獲得した。2017年に清水でプレーしており、能力の高さは証明済みだ。開幕戦は川崎Fとスコアレスドローと善戦している。注目の選手は、19歳の松岡大起だ。昨季は高校生ながら23試合に出場した。また、同い年のMF本田風智がスタメンと楽しみも多い。

大分トリニータ

 J1・2年目のジンクスがあるが、身の丈に合った補強に成功した。J2で活躍する選手を積極的に獲得。昨季10得点のオナイウ阿道の穴を埋めるのは、川崎フロンターレからレンタル加入したFW知念慶だろう。選手層の厚い川崎Fでは途中出場が多かったが、ポテンシャルは高い。

 以上です。長々とお付き合いいただきありがとうございます!書きたいことたくさんあるけれど書ききれない(笑) 過密日程なので、選手層も大きく順位に影響してくるはずです。降格はないため、各クラブがどのようにシーズンを戦い抜くのかにも注目したいです!J2は勉強不足なので許してください(笑) ただ、J2はジュビロ磐田が優勝することだけは分かってます!!

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