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高校生がボランティアに入る放デイ


私が運営に携わっている栄眞学園放課後等デイサービスで、高校生の子がボランティアとして手伝ってくれることが決定しました。

ボランティアなので仕事する側としてです。

【放課後等デイサービスとは何か】
就学期の障害のある児童が放課後や休日に利用する場所です。つまり小学生から高校生までが利用でき、栄眞学園放課後等デイサービスにも高校生がいます。


もともと水野が親しくしていた高校生だった、ということもありますが本人がとても意欲的に考えてくれていました。
また、小学生の子が多く大人が関わるよりもスポーツやレクではとてもエネルギッシュに関わってくれます。
足りないパワーをくれるという点でとても意義がありました。

私たちの放デイには当然高校生もいます。
つまりボランティアの子とは同年代です。
その受け入れを可能にしたのは常に開けた空間づくりにあると自負していますが、栄眞放デイには多くのボランティアさんとスタッフが出入りしています。

また、利用者としての高校生の子たちには話し相手が必要だったりコミュニケーションの相手が必要だったりします。

私たちではカバーしきれない話題やコミュニケーションのあり方をフォローしてくれるという点で助かることも理由の一つです。

もともと受け皿を広く持っていたことでこうした形態をとることができたのはとても意義深いことと考えています。


受け入れにあたってはどのような子が来るのか、そしてその子たちが放デイを利用しているのはどうしてなのか、そして放デイを利用しているからと言って特別なことはない、大きな差はないがそれを支えるスキルが必要だ、という話をしました。

私たち放デイのスタッフは子どもをお客様扱いこそしませんが、それでも丁寧な対応を心がけている以上、スタッフが感情をコントロールする必要が生じる場合があります。

慣れない場合、そのコミュニケーションのありかたに葛藤することも多々あります。

なんのために支援をしているのか、そもそも支援の枠組みがあるのはどうしてなのか、そしてどこを目指すべきなのか。

これらは他のスタッフと同様に話しました。

そしてこの受け入れは大変好評で大いに活躍してくれているその子を見ているとスタッフが励まされているようです。

神奈川県ではインクルーシブ教育を推進しており、徐々にこうした差異による生活の場の仕切りはなくなっていくでしょう。特に児童の分野で進むと思います。

神奈川県に限らずインクルーシブの流れは全国の教育の現場でも広がりつつあります。

時間が経過したとき放デイの役割もまた変化していくかと思います。

支援する⇔支援されるという垣根を超えて互いの存在を認めあえる場をこれからも創造していきます。

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