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怒りから身を守る5つのコツ

こんんにちは。観測ログです今回夏の日差しで怒りやすい人も増えて来るでしょうと思いこのまとめ書きます(先日の糞リプをリアルタイムで見たので)


沈黙は金なり

心身のバランスを大きく乱す要因の一つが、怒りの感情。人は怒りの感情が湧くと、血管は収縮し、心拍数が上がります。冷静な判断も出来なくなり、何事に対する集中力も著しく低下してしまいます。また、この状態は少なくとも 4 時間は元に戻りません。

落ち着きを取り戻したような気がしても、しばらくは自律神経の働きのバランスは乱れたまま。4 時間と言えば、普通に働いている人にとっては、ほぼ半日。それだけ怒りの感情は、日々の仕事や活動に大きな悪影響を与えてしまいます。


この悪影響が積み重なると、相当大きなものになるのは、簡単にイメージ出来るでしょう。豊かさを手に入れるためには、冷静さを保つコツを身に付けておくことは必要不可欠です。ではまず、怒りの感情が芽生えた時に、意識すべき行動は、とにかく“黙ること”自分からは何も話さない。

専門家のある調査によれば、怒りの感情が芽生えた時、「あっ、今自分は怒っている」と意識出来た時点で、感情の 50%は鎮まっているそうです。

その後は、黙っていれば自然と怒りの感情は消失に向かい、自律神経の働きのバランスの乱れも最小限に食い止めることが出来ます。一時的に乱れた心身のバランスも、大きな乱れになるのを防ぎ、再び整って来るでしょう。

では、なぜ黙ることが重要なのでしょうか。話すという行動は、自律神経の交感神経の働きを強めます。交感神経は、人を活動的にさせる神経。この神経の働きが強まると、それに伴い怒りの感情は増幅してしまいます。誰かから、怒りに火が着くような言葉を掛けられたとしても。それを会話でかき消そうとするのは、全くの無意味。話せば話すほど、怒りの感情は増すだけです。

口論になって相手を論破したとしても。
一度怒りの感情に囚われてしまったら、自分自身も 4 時間は本来の冷静な状態には戻れません。それならば、勝ち負けなどにこだわらず、怒りの感情から逃げるのが一番です。会話は怒りを鎮めるためには、役に立ちません。

それどころか、怒りの感情の火に油を注ぐだけ。
沈黙は金、雄弁は銀
という言葉があります。

ヨーロッパの古い諺で、いかに上手く話すかよりも、いかに沈黙を使い分けるかが重要になる局面が人生には度々巡ってくる、という意味。


これは、人を説得するような場面だけでなく、自分自身の怒りを鎮めるような場面でも同じ。無言を貫く姿勢は、周囲に人が居る人から見れば、あまり良い感じはしなかも知れません。でも、怒りの空気を撒き散らして、周りの人に不愉快な思いをさせてしまうよりは、よほどましでしょう。
それに、冷静さが戻れば、落ち着いた雰囲気が周りの人に伝わるようになります。出来るだけ、怒りの感情に襲われるような状況はは避けるのが一番です。

それでも、完全には避けるのは不可能。
心の中で、小さな怒りの感情が芽生えた時には、まずは沈黙を決め込む。
黙り込んでいるうちに、怒りの感情は自然と消えてしまうでしょう。日々の仕事や活動の中で、ぜひ参考にしてみて下さい。

怒られた時の身の守り方

怒りの感情からの身の守り方について。
自分自身に生じた怒りを鎮める方法だけでなく、誰かから怒られた時の対処法も身に付けておく必要があります。人は怒られると、萎縮しておとなしくなり、小さくなってしまいがち。しかし、これがまた怒りの悪循環を呼ぶケースが少なくありません。シュンとなってしまうと視野が狭くなるため、仕事などではミスが増え、さらに誰かを怒らせてしまうようなケースが多々あります。それならば、スッキリ気持ちを切り替えたいところですが。


残念ながら、人の心と体の仕組みを考えると、気持ちを変えようとするのは相当に難しいもの。

怒りの感情をぶつけられたことが原因で、自律神経のバランスが狂い、体の機能にも乱れが生じている。こんな状態のままで精神状態だけを整えることは、出来るものではありません。こんな時、意識すべき大切なポイントは、乱れた体の機能を整えること。そのために役立つキーワードが、


一定のリズム


階段を同じリズムで上り下りする。
一定のリズムで歩き回る、などの動きが効果的です。

なぜ、一定のリズムを意識することが、怒りの感情から身を守ることにつながるのでしょう。人の精神状態が安定している時、脳内にはセロトニンというホルモンが放出されています。このセロトニンは、人が一定のリズムでの行動を続ける事によって放出されることが知られています。一定のリズムの動きを続けることで、自律神経のバランスの乱れも最小限に食い止められ、元に戻るのも早まるでしょう。小さな子供が何かを恐がり驚いて激しく泣きだした時に、お母さんが抱っこして、同じリズムでゆらゆら揺れていると泣き止んできますよね。


大人になってからも、人には一定のリズムで乱れを回復する機能は、きちんと備わっています。


やめておいた方が良いのは、心に生じた乱れを精神力で制御しようとすること。

強いマインドを持つ人にとっては、不可能では無いのかも知れません。それでも、心身の健康バランスに与える悪影響は避けられないでしょう。誰かに怒られて萎縮してしまいそうな時。怒らたわけではないが、同じようなショックを与えられた時。何でも良いので、一定のリズムの動きを意識してみてはいかがでしょう。効果は意外なほど早く感じられます。

強い緊張感から身を守る

近くに怒っている人が居る。強い緊張感が漂っている。このような状況から受けるマイナスの影響を防ぎたい。そんな時には、こちらを試してみるのがおすすめ。

壁時計の針に目を向ける
まずは、色、形、大きさなど、時計を少し観察してみて下さい。
次に、秒針に目を向けてみましょう。
針は常に一定のリズムで動き続けています。そのリズムを体の中に取り入れるようにイメージしてみて下さい。
人は一定のリズムと同調すると、精神を安定させるセロトニンというホルモンが分泌されるようになっています。

この仕組みにより、強い緊張感の中でも安定した精神状態を保ちやすくなるでしょう。ただ、この方法の大きな問題は、時計をじっと見ていると時間ばかりを気にしているようで、周囲の人からの印象が大きく下がってしまうこと。大切なのは時計そのものではなく、一定のリズムを刻むものに意識を向けるということ。時計のように一定のリズムで動いている何か別の物を、いくつか探しておけば良いでしょう。

また、時計も必ずしも見る必要はありません。秒針の音が聞こえるのであれば、時計の音を聞こうとするだけでも同じような効果があります。もし、職場などが緊張感に包まれる機会が多い環境なのであれば。針が動く小さな音を出す時計を、近くに準備しておいても良いでしょう。人は緊張すると、本来の力を発揮出来なくなるものです。無駄に緊張し、心身のバランスを乱してしまわないために。参考にしてみて下さい。

叡智の三つの秘伝

叡智の三つの秘伝を表現していると言われているのが、日光東照宮の三猿。


見ざる、言わざる、聞かざると、目と口と耳をふさいでいる猿の姿は、よく知られていますよね。余計なことは、見たり聞いたりせず、他人にも話さない方が良い。この三猿が伝えてくれる教え、怒りの感情から身を守り、自律神経の働きのバランスを良い状態に保つという点でも実に、理にかなっています。

街中で、怒鳴り散らしている人に遭遇した時。それだけで、精神状態を乱されてしまったような経験はありませんか?さらに、立ち止まって話を聞いていると、もっとイライラしてくる。怒鳴っている方が悪いように見えていたが、話を聞いているうちに、怒る方にも真っ当な理由がある。

それを知った瞬間、自分は関係ないはずなのに、同じような怒りの感情が込み上げてくる。怒っている人の話に聞き耳を立てたところで、このような悪循環に嵌るだけで、何も良いことはありません。心と体の状態バランスも乱れてしまい、様々な活動に大きな悪影響が出るだけでしょう。
また、自分自身がイラッとした出来事なども、口にしないのが一番。

愚痴をこぼすと溜まったストレスが吐き出されて気持ちがスッキリする、とよく言われます。しかし、これは多くのケースで勘違い。スッキリしたような気がするのは、心に刺さったトゲを、愚痴をこぼすことによってしっかりと叩き込んでしまったから。

そのようにイメージすると、わかりやすいでしょうか?


一度でも言葉に出して、誰かに聞いてもらったイラッとした出来事は、その後長期にわたって忘れることもなく、いつまでも精神的ストレスを感じさせるようになります。トゲは抜いてしまえば痛みは消えますが、叩き込んでしまうと、ずっと痛みを感じてしまうのと同じ。

小さな怒りの感情など、決して、余計なことは話さない。平穏な環境を乱すような出来事、人などに遭遇した時には。

見ざる、言わざる、聞かざる。この三つを決め込むこと。

それが、怒りの感情から身を守るコツの一つ。

心の怪我にはまず応急処置

強い怒りや不安を感じた時や、心の怪我を負った時の応急処置は以下のつ。
笑顔”“呼吸”“水を飲む”
まず、笑顔について。この時に、気持ちのコントロールは必要ありません。
強い怒りに囚われている時などに、感情をコントロールしようとするのは禁物。余計に心に負荷が掛かり、傷口を悪化させてしまいます。意識するのは、顔の表情を作る筋肉だけ。自分の指で口角を持ち上げる、もしくは指をくわえる。

こうすれば、強制的に笑顔をつくることができます。人の心と体は密接につながっています。心の状態が特に表面に現れやすいのが、顔を動かす表情筋。表情筋を強制的に笑顔の形に動かすことで、心もそれに合って来ます。
無理矢理にでも笑顔を作ると、怒りや不安の感情はそれ以上強くならないよう抑制され、心の傷口の悪化を防ぐことが出来るでしょう。次に、呼吸と水を飲むこと。この2つには、自律神経の中でもリラックス状態を導く副交感神経の働きを高める効果があります。


人の自律神経の働きは、常に揺らいでいるもの。


息を吸う時には交感神経、吐く時には副交感神経が優位に働きます。心の怪我への応急処置で大切なのは、息を吐く時間を長くするのがポイント。

ただし、呼吸に関してはあまり考え過ぎない方が良いでしょう。
頭で考えてやろうとしなくても、意識を呼吸に向けるだけで、自然と息を深く吐き出すようになります。そして、水を飲むことの意味は、胃腸に刺激を与えるため。胃腸などの消化器系は、副交感神経の影響を受けています。

水による刺激は、副交感神経の働きを高めリラックスを導き、強い怒りや不安から身を守るためのスイッチが入ります。最後に、心に傷を負ってしまった時には、「自分と未来は変えられる」などの類の言葉は、絶対に使ってはなりません。自分に対してはもちろん、傷付いている他人に対しても同じです。刃物は包丁や工具として使えば有益な道具になる一方で、武器として使えば人を傷つける凶器にもなってしまいます。

それと同じ。


問題の原因は全て自分の内側にある
過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる
このような思考をコントロールするための言葉は、心身ともに充実している時には良い自己啓発の言葉になる一方で、心の応急処置が必要な場面では傷口を広げてしまうだけ。体を温めることは、血液の流れを良くし、筋肉の無駄な緊張をほぐし、身体の健康にはとても有益です。しかし、骨折や捻挫、打撲や肉離れなどの応急処置が必要な場面では、体を温めて血流を良くしてしまうと、出血がひどくなり、怪我をさらに悪化させてしまいます。

何事も、大切なのは使い方。心の健康にとっても、体の健康にとっても。普段は良いとされていることは、怪我に対する応急処置が必要な場面では、絶対にやってはならないことに変わってしまいます。応急処置は、応急処置としてやるべきことをやらなければなりません。心の怪我に対する応急処置で必要なのは、“笑顔”“呼吸”“水を飲む”の3つ。

やってはならないのは、感情のコントロール。


まとめ

怒っても何も得られませんし、まわりから敬遠されやすいでしょう。

ストレス解消法ですが、簡単ですが深呼吸だけでも全然違います。

参考本


note乞食してます。100円是非下さいw嘘です