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ポップカルチャーに対する侍としての姿勢

日本の外務省は着物や華道,茶道,歌舞伎,武道などの伝統的な文化だけではなく、現代的な文化にも注目しており、若い世代に支持を得ている文化を『ポップカルチャー』と名付けた。漫画,映画,ゲーム,ライトノベル,ポピュラー音楽,テレビなどのことを指し,世界に向けて多種多様な作品が紹介されているだけではなく,各国で日本のポップカルチャーの魅力を発信する様々なイベントが行われている。その中でも日本のアニメが世界で抜群に評価されていることは周知の事実である。今回はそのアニメの中でも"hentai"という言葉に絞り日本のエロアニメを語らせて頂く所存である。

まず"hentai"とは一体何を指して使われる言葉なのかを整理したい。日本のアダルトアニメや成人向け漫画、ギャルゲーやエロゲー、またはその画風を模倣したものを指して、日本国外で用いられている言葉である(Wikipedia調べ)。とあるように日本のエロ文化をまとめて海外では"hentai"と呼ばれているようである。調べてみると具体的に"hentai"を愛する国はアジアが多く、1位フィリピン2位インドネシア3位ベトナムと並んでいる。もちろんアジア以外にも多くのhentai信者がいる。

調べる中でおもしろい記事があったので触りで書かせて頂くのである。米国のあるウェブサイトに『日本がhentaiの制作をやめる』という記事が上がった。このウェブサイトは根も葉もないニュースを取り扱うことで有名なサイトでリソースはどこにも無かった為その記事を読んだ人たちも安心したようであるが注目すべきはその際の読者の反応である。一部「やめるべき文化」「子供に見せれないものである」など批判的な反応を示した読者もいたようだが、「オレたち変態紳士はこれからどうしたらいいんだ」「オレは日本のエロ産業こそが、人類の輝ける希望の光だと思っていたのに」「インターネットはとても味気のないものになるだろうな」というように圧倒的に"hentai"を支持する反応が多かった。このことからも海外での日本のポップカルチャーの一翼を"hentai"が担っていると言えると吾輩は考えるのである。

さてここまで"hentai"という文化と海外の反応を書かせて頂いた。ここからはそんな"hentai"文化(今回はアニメに限る)を支えている方々について吾輩なりの考え方を書かせて頂くのである。その業界に従事されている方、どうか一視聴者が言う戯言と思っていただき目を瞑って頂けると幸いである。

アニメというのは言わずもがな、動く絵がありそこに声優が声を当てて完成する作品である。言わば声優が動く絵に命を宿すのである。どこかで読んだ事がある程度でリソースまでは語れないのだが、エロアニメを担当する声優の方達も恥ずかしさがあるようで率先してやりたがる方というのはマイノリティだそうだ。それでもその作品を完成させる為に命を吹き込んでくださっている。AVというのは出演される女優が実際に組んず解れつをしているので少なからず自然と声が出るものかと思う。しかしエロアニメの声優は実際に組んず解れつをしている訳ではない。命を吹き込む画面の中の人が組んず解れつをしているのである。つまり一般的なAVよりも遥かに高度な演技力が問われているのではないだろうか。声優の皆様の演技力あってこそポップカルチャーであるエロアニメは作品として海外にも評価されているのである。

我々視聴は海外から評価されている日本文化に誇りを持ち、制作に携わる皆様に敬意を評し視聴することが大切であり、制作者の皆様への1番の励みになるのではないだろうか。この精神を大切にすることで我々一視聴者も現代の侍として海外に誇れる存在になれるのではなかろうか。

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