野草、野菜が自然のクスリ(高血圧編)

素人なので「戯言」として読んで下さい。

手近な野草や野菜が辛い症状や病気の緩和に効く事は以前の投稿で、自然の配慮として病気とコード化された野草があると書きました。

以前読んだ本には、人間は元々、野草だったものを身近に栽培するようになり、其れが野菜となったのだとも書いていました。

従って、「食餌療法」と言われるように、健全な食事を摂っていれば、後は、誰しも持っている自然治癒力で身体はリフレッシュできる訳です。

処が、昨今の野菜などの殆どが化学肥料に依存している為、植物の栄養3要素は確かに含まれているものの、如何せん、化学反応で作られた物は、エントロピーの増大の法則に従い、更に、どうしても+のイオン化傾向が強い為に、人間の正常な細胞から-イオンを奪ってしまうのです。

今回は手始めに、最近の中高年世代が殆ど「高血圧」と診断される為に、安易に降圧剤を医者から薦められ、それに従っていると薬の副作用で様々な症状が却って発生してしまっています。それが皮肉にも新たな病気をつくっている訳です。    従って、自宅でできる高血圧症状に有効な野草や野菜を調べてみました。

断っておきますが、以前の高血圧の境界値は高い方で140でした。処が、昨今では130以上が境界値に繰り下げられ、誰しもが簡単に高血圧予備軍に指定されてしまいます。これも、病院業界の営業手段の為と思われます。

               <高血圧に有効な野草と野菜>

名   称    効能箇所      使用法             備 考

小松菜       全草      青汁やおひたし等   歯槽膿漏にも卓効あり

ナズナ       全草      青汁か煎じる       別名、ぺんぺん草 

アシタバ      若葉      陰干し乾燥        徐福が求めた不老長寿                                     の薬草としても有名


のびる (野蒜)  根、茎     煎じて服用する     根を掘り取って使用する    

赤松         葉、樹脂   そのまま使用       保存は陰干し

熊笹          葉      刻んで天日乾燥    貧血症にも効く

溝蕎麦       葉、茎     天日乾燥       リュウマチ、血止めにも効く

トマト        果実      ジュース、生食     別名 赤茄子 疲労回復

ぎしぎし(羊蹄)  根、種     水洗いして天日乾燥   胃けいれんや便秘                                        リュウマチにも卓効

鳩麦         種、葉    天日乾燥          別名 イボトリ草                                         リュウマチ、神経痛にも

くこ          茎、根皮   若葉は陰干し     抜け毛予防、健胃、糖尿病          葉、花、果実  果実、根皮は天日干し

そば          実      天日乾燥         別名  黒麦、山麦 便秘                                   脚気、動脈硬化にも良し

*①煎じクスリの作り方、②薬用茶の作り方、③青汁ジュースの作り方、④薬用酒 の作り方、⑤薬湯浴剤の作り方等は別の機会に寄稿する事にします。

*中国には古から、「一物全体主義」と言って、野菜なども葉から根っこまで全部を上手に調理して食べる習慣があり、これは、太陽に当たる葉は強烈な紫外線に対応する為に、抗酸化作用を持っており、逆に土の中の根は日光に当たらない分、重要な栄養素を保持していると言う事で、又、「酸塩基平行」と言う言葉もあり、日光に当たる葉は酸性に傾き、土の中の部分は塩基、つまり、アルカリ性になっており、其れによって全体がバランスしています。従って、野菜を食べる人間も、そのものの全体を食する事によってバランスが取れるという説です。

しかし乍、現在の食事は人参や大根の葉も捨てたり、旨い部分のみを食し、後は無造作に捨てている有様ですし、日本全国で観ても、食材の80%は輸入している癖に、廃棄したり食べ残している食材は、個人で10兆円、スーパーなどの販売店で15兆円、そして飲食店などでも15兆円の食材を廃棄している、輸入して捨てている奇妙な国が、我が国、日本なのです。

21世紀は農業が見直され、食文化ももう一度見直されるでしょう。其処に、健康問題も付随してくるでしょうし、中国や米国が異常気象や温暖化の影響で穀物を輸出しなくなれば、日本国内で生産せねばならなくなります。食糧安保こそが一番国家を守る為の最重要課題です。

近い将来ですが、巨大な水耕栽培技術で人口の光線と水工肥料が使われるらしいですが、高層の建物の中で、何層にも亘る水耕栽培の畑と言うか農場が馬癒えバイオテクノロジーで管理されるでしょう。そうなると、生産性は格段に上がりますが、土壌内での植物や野菜と微生物の関係が遮断されます。土壌の中では、植物の根が届かない処から、微生物が栄養素を根に運んでくれ、そのお礼に植物の根からはペプチドと言う甘い液体が出て、微生物は其れを貰って生きています。     つまり、土壌の中で共生関係が成立しているのです。                  ですから、水耕栽培への以降がどう言う影響をもたらすのかもしっかりと研究して貰いたいものです。くれぐれも化学肥料で見た目や生産性のみに重点を置かないで欲しいものです。

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