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自己紹介:理学療法士の”TeTe”noteはじめました!

こんにちは、TeTeです。

患者さんの栄養管理や健康増進をサポートする理学療法士として活動しています。

私のnoteでは、理学療法士だからこそ知っている令和の時代で急増する健康障害、その対策について発信していきます。

今回は、noteではじめての投稿になりますので、私の自己紹介をさせてください。

医学界で動作の専門家と呼ばれる理学療法士

まず理学療法士について説明させていただきますと、一言でいえば医学的リハビリテーションの専門職です。

怪我や病気で身体に障害がある患者さんや障害が発生してしまうと予想される患者さんに対して、座る・立つ・歩くなどの基本的な動作能力の回復や維持、悪化の予防をサポートします。

もっと具体的にいえば、運動療法や物理療法を利用して、患者さんの寝返り、起き上がる、立ち上げる、歩くなど日常生活を過ごす上で大切な基本的な動作を改善するための支援が理学療法士の役割になります。

病院やクリニック、介護保険関連施設が主な職場になりますが、高齢者の介護予防、フレイル予防、健康増進、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病に対する指導、スポーツ現場など、あらゆる現場で理学療法士が活動しています。

毎年1万人以上も理学療法士が増えている!?

国家資格の合格者でなければ、理学療法士を名乗ることができません。毎年1.1万人以上の受験者が試験に挑み、約10,000人以上の合格者が出ています。※厚生労働省が公開している「理学療法士の国家試験合格者数」を参照。

2021年時点で、約19万人の資格保有者がいることになります。もちろん、私もその内の一人です。私が理学療法士を目指したのは、学生時代にやっていた野球でよく怪我をして、リハビリにいく機会が多かったことや祖父がリハビリを受けている姿をみていたことがきっかけになります。

その影響もあり、昔からどのような食べ物を食べれば、どの栄養素が補えるのか、など考えるほど健康に興味がありました。

私の両親が医療関係で働いていたこともあり、人よりも医療が身近にあったのも理学療法士を目指そうとした理由の一つです。

理学療法士になるも自分の技術や知識不足を痛感する日々

私が理学療法士なった頃は、解剖学や運動・生理学との応用や治療成績で悩むことが多く、自分の実力不足に悩まされる日々を過ごしていました。ほとんどの新米の理学療法士がこれらのことにつまづいています。理学療法士9年目になった今も、解剖、運動、生理学の大切さや、重要さを日々悩み、痛感しています。しかし、解剖、運動、生理学だけでは治せない患者さんもいると考えています。その中で大切になってくるのが、日々の食事、即ち栄養ではないかとか考えています。

そのために、まだまだ栄養学を深く学ばなければならないと思うことが多くなりました。

しかし、まだまだ患者さんのために学ばなければいけないことがあると痛感しています。最近では特に栄養学について深く学ぶことが多くなりました。

たとえば、患者さんから「筋肉をつけるために、何を食べればいい?」と質問されても、タンパク質と誰でも答えられるような浅い回答しか出来なかったこと。

また、先輩からの助言が多い職場環境ではないため、自分から外部の勉強会に参加しなければいけません。しかし、その勉強会などで自分の知識、技術不足を痛感することが多く、周りから取り残されている感覚に陥ってしまったこと。

これらの出来事から、自分の知識を補い、スキルの向上を目指す一環として、noteをはじめることになりました。

患者さんから信頼され、現場でも通用する理学療法士になるために、学びを深めることが私の目標です。

理学療法で求められるリハビリテーション栄養学(リハ栄養)とは?

リハビリテーション栄養学(リハ栄養)は、障害を持った患者さん、高齢者に対して、「リハビリテーションの内容を考慮した栄養管理と栄養状態を考慮したリハビリテーションを行うこと」を言います。

リハ栄養の目的は、ADL(日常生活活動)やQOL(生活の質)の改善です。

近年、栄養と理学療法の関係性が注目され、低栄養や加齢により全身の筋肉量と筋力が自然に低下して、身体能力が低下する状態(サルコペニア)になる患者さんが増えています。この影響により、理学療法の現場でも栄養学とリハビリテーションが必要とされています。

栄養が少ない状態のリハビリは患者さんの毒になる

患者さんの健康状態を改善、維持するためには、筋肉をつけることが必要です。しかし、積極的にリハビリを行ったとしても、かえって患者さんの筋肉量を減少させてしまう恐れがあります。

その理由は、患者さんの体内に栄養が十分に行き届いていない低栄養状態や不適切な影響管理の中でリバビリを行ってしまうと、不足したエネルギーを補うために筋肉を分解してしまう身体の仕組みが働いてしまうからです。

補わなければならない筋肉量をかえって減らしてしまってはリハビリの効果が期待できません。

リハビリによって患者さんの筋肉量を増やし、健康状態を整えるためにも、専門家による栄養管理が必要不可欠です。

超高齢化社会の日本を襲う「サルコペニア」と「フレイル」

低栄養と同じくらい問題視されているのが、「サルコペニア・フレイル」です。サルコペニアは、「筋肉の喪失」という意味があります。これは、高齢期に見られる骨格筋量の低下と筋力もしくは身体機能の低下と定義されています。

フレイルは、「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を表します。フィジカルだけでなく、メンタル的な問題も含まれるのが特徴です。

低栄養とサルコペニア・フレイルは、今後の日本社会の健康問題に深く関わってくるため、筋力を低下させないための栄養管理と適切な運動療法が行えるリハ栄養がますます重要になっていきます。

健康状態を維持し続けるための「攻めの栄養管理」:リハ栄養ケアプロセス

障害者やフレイル高齢者により質の高いリハ栄養ケアを実践するためには、リハ栄養ケアプロセスのサイクルを繰り返すことが推奨されています。

引用:リハビリテーション栄養の基礎知識 その1 リハビリテーション栄養とは

リハ栄養のゴール設定に、「1ヶ月に体重を2㎏増やす」という目標を立てた場合、「1日のエネルギー摂取量を約500カロリー上乗せする必要がある」と数字を算出することが可能です。

体内に必要なエネルギー量を考えて、摂取量を設定する栄養管理法を「攻めの栄養管理」と世慣れていて、低栄養やサルコペニア・フレイムの対策として、リハ栄養ケアプロセスに沿って、明確なゴールを設定し、攻めの栄養管理を行うことで、リハ効果の向上が期待できます。

このようにリハ栄養ケアプロセスを活用することで、目標を達成することができ、健康増進への一歩を踏み出すことができますので、読者さんも一度利用されてみてはいかがでしょうか。

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これから私のnoteでは、読者さんの健康状態を向上・維持するための情報を発信していきます。

ここだけしか読めない現役の理学療法士が体験したリアルな情報をお届けしますので、ぜひ次回の記事も読んでみてください。


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