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#47「アーセナルvsウルブス<マッチプレビュー>PL第22節」

こんちゃ!どうもいったーです。
今回は、「アーセナルvsウルブス<マッチレビュー>PL第22節」を書いていきたいと思います。

冬の移籍市場最終日に大きな動きがありましたね。長年CBの柱であり無敗記録を継続し、失点に直結するミスを連発し、構想外になっても不死鳥のごとく先発に戻ってきたシュコドラン・ムスタフィがシャルケに完全移籍になりました。ソクラティス、エジルに続き、ムスタフィも移籍ということで、一時代の終わりを感じました。
またアカデミー組のSBメイトランド・ナイルズ、CMFウィロックはローン移籍でそれぞれWBAとニューカッスルに移籍となりました。共にアーセナルアカデミー出身のLSBキーラン・ギブス、CMFアイザック・ヘイデンが所属しているため新天地でも心強いでしょう。

予想フォーメーション

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ホームチーム:ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(以下ウルブス)
監督:
監督:ヌーノ・エスピリート・サント(以下ヌーノ)
フォーメーション:3-4-3/5-4-1

アウェイチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1

対戦成績

アーセナルの13試合8勝3分2敗
ウルブス18-19昇格以降は、アーセナルの5試合1勝2分2敗で負け越し。

前回対戦

2020/11/30 PL第10節 アーセナルvsウルブス 1-2
得点者:ガブリエル・マガリャンイス(ARS)、ペドロ・ネト(WOL)、ダニエル・ポデンセ(WOL)

アーセナル前節振り返り

 前節はLSBティアニー、LWGオーバメヤン、RSHサカを欠きながら好調マンチェスター・ユナイテッドとのゲームをスコアレスドローで終えました。どっちが勝ってもおかしくない状況で互いに決定打に欠けました。ポジティブな材料では、ネガティブトランジションにおけるプレス強度が高まったことです。守備時に穴になることが多々見受けられたRWGぺぺも精力的に守備での運動量が増しました。相変わらずCBホールディング&ダビ・ルイスのペアは堅固であり続け、GKレノとともにシャットアウトしました。継続して守備の強度も高めながら、最後のところで決定機をものにできるかがカギになりそうです。

アーセナル注目ポイント

〇前回対戦のクロス攻撃からの成長を
〇チャレンジ&カバーの徹底をできるか。

〇前回対戦のクロス攻撃からの成長を

3バック/5バックをつりだせ!
前回対戦では徹底的にまでクロスで勝負をしては、弾き返され、クロスを入れては弾き返され、と単調な攻撃でした。攻撃が上手くいかず、焦れた時にウルブスの伝家の宝刀ロングカウンターで広大なスペースを自由に走り回られ、失点し、敗北しました。その時の二の舞にならないように、工夫された攻撃が見たいです。

相手DFの目線をずらし、ハーフレーンの活用
 基本的に、DFはボールとゴールを両方に視野に捉えて、「半身」でポジションを取ります。なぜなら、ボールウォッチャーになると相手FWが視界から消えたことに気づかずに、フリーにしてしまうからです。加えて、相手FWだけ見ていても、ボールホルダーのパスのタイミングが分からずボール奪取が出来ないからです。

なぜ、相手DFの目線をずらすのか?
上記のことから、FWが相手DF の視界から消え、マークを剥がせれば、チャンスになります。独力で視界から消える動きが得意、オフサイドラインの住人ピッポことフィリッポ・インザーギ(主にACミラン)、エル・ニーニョことフェルナンド・トーレス(主にリバプール)くらいです。

そこで、チーム全体として「目線をずらす」必要があります。
<縦のポジションチェンジ>、<3人目の動き>等が有効的な目線のずらし方です。
相手の2ラインの間(=バイタルエリア)にFWを潜り込ませ、楔の縦パスを打ち込みます。そうすることによって、相手のCBの目線がパスを受けたFWに移ります。(1回目)次に、近いMFにボールを預けることで、目線が再び移ります。(2回目)その目線が移り行く際に大外のWGがダイアゴナル(斜め)に走り込むことで、マークを外すことが出来ます。
文章だと分かりにくいので以下の図をご覧ください。

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〇チャレンジ&カバーの徹底をできるか

 前回対戦はロングカウンターから見事な2発を食らい敗戦しました。その際にはチャンレジ&カバーのディフェンスの基本中の基本が実践できていなかったように思えます。加えて、CBダビ・ルイス&ホールディングもスピードに自信があるタイプではないため、周囲のカバーがない状態で無闇にボールにアタックするのはあまりにもリスクがあります。そのため、まずはスピードスター相手にはディレイを選択し、減速させてから複数人で囲い込む選択肢がベストになるかと思います。もし、CBガブリエル・マガリャンイスがスタートから出られれば、彼はモンスターなので恐らく1人で止めてくれるでしょう。

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ウルブス注目ポイント

〇得意のロングカウンター

〇得意のロングカウンター

 ウルブスは、ここPL12試合で2勝3分7敗とアーセナル級の負けっぷりです。もともと得点力があるよりかは、堅固な守備をベースにしたロングカウンターを武器としながら、少ない得点数で勝ち点を稼いできたチームです。今季の低迷の理由は、CB陣の相次ぐ故障と何と言っても大エースCFラウル・ヒメネスの離脱でしょう。どんなに強固な守備を揃えても屋台骨であるセンターラインを常時揃えられないとなると厳しくなります。

 CFファビオ・シウバの覚醒待ちということで、ある程度時間は与えたものの、安定せず、純粋なCFを置かないSTを2枚並べるようになり、起点を作ることがより難しくなっていると感じました。この冬純粋なCFウィリアム・ジョゼを獲得してからの2試合は以前のロングカウンターも見受けられるようになりました。やはりウルブス自慢の快速WGを最大限に生かすためには、ポストプレーやキープし時間を生み出してくれるCFが求められます。CB&キャプテンのコーディも復調しつつあるので、彼の1発でサイドを変える長いボールで揺さぶりながらWGの仕掛けからのクロス攻撃に活路を見出したいところです。また、手詰まりになった際にはWBを務める馬力のあるネウソン・セメドやホエバーらとの連携もサイドを攻略するのに必要となるでしょう。

注目選手<アーセナル>

〇#32 スミス=ロウ
〇#12 ウィリアン

〇#32 OMFスミス=ロウ

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もう何度書いたか分かりませんが注目選手であり、アーセナルの攻撃が機能するかどうかは彼の出来に懸かっているといっても過言ではありません。また今回の相手ウルブスは守備時には5バックを採用するために、単純な攻撃では攻略することが出来ないでしょう。そのため、彼の神出鬼没で、中途半端なポジション取りがカギになります。RCB/LCBを釣り出しながら、連続したプレーで相手の綻びを突くのが効果的であると考えます。故にSB/WGとコンビネーションしながら、相手の危険なエリアに侵入するアクションを見せることで、逆サイドでギャップが生まれたり、フリーの選手が生まれたりすることになるでしょう。
 また、相手CBコーディ、CMFモウティーニョ、ルベン・ネベスは中長距離のパスを届ける技術やアイディアに秀でているために、彼らを相手ビルドアップ時にケアする働きも求められるでしょう。冬の移籍市場でOMFオーデゴーが加入し、ライバル出現という状況になりました。グーナーは外様の天才よりも、アカデミー出身選手に夢見がちです。その夢を叶えるためにも自身の価値を改めて証明して欲しいです。

〇#12 WGウィリアン

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 前節のvsマンチェスター・ユナイテッドでは後半頭からの出場となり、攻守において精力的に走り回っていた印象です。決定機が1つありましたが、あそこはコースを狙うよりも蹴り込んで欲しかったです。
 ここまで、開幕戦が最大の見せ場と少しばかり寂しい結果になっているウィリアンですが、彼のような経験豊富で頭脳的なアタッカーは1枚ベンチに欲しいという気持ちにさせるくらい良かったように思えます。パスコースを読んでパスカットするシーンや、時間が欲しいときのキープや、起点を作りたい時にファールを貰う等数字には中々表れない部分で貢献しています。CKも任されるほどキックに自信はありそうですが、4回あったCKのチャンスを活かせませんでした。いぶし銀の輝きも必要ですが、前節の調子をそのまま持ち込みする難敵vsウルブスで直接的に得点に関与で活躍が期待されます。


注目選手<ウルブス>

〇#7 LWGペドロ・ネト
〇#12 CFウィリアム・ジョゼ

〇#7 LWGペドロ・ネト

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 若きポルトガルのアタッカーはまだ20歳ながら、今季名前を轟かせました。豊かなスピードとそのスピードでも落ちないドリブルスキルが売りのネトに、前回対戦でアーセナルはやられました。
 今季は、絶対的なエースだったCFラウル・ヒメネスがCBダビ・ルイスとの衝突で長期離脱となり、慣れない2トップの一角やOMF等の本来のポジションではない起用でも期待に応えてきました。この冬にCFウィリアム・ジョゼを獲得し、本職のCFがやってきたことで、またWGのポジションに戻されそうです。やはり、タッチラインを背にして180°のみを気にしながら仕掛ける方が、彼らしいです。中央でのドリブルはOMFポデンセ方が上であります。アーセナルの右サイドの守備はやや問題点が中期的に存在しているために、RSB/RCB/RWGの連携不足、責任感のなさをカウンターの機会で仕留めることが理想的な構図となるでしょう。ウルブス復活には、LWGネトの活躍は不可欠です。

〇#12 CFウィリアン・ジョゼ

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 今冬にラ・リーガの“ラ・レアル”ことレアル・ソシエダからレンタル移籍でやってきたCFウィリアン・ジョゼ。先ほど紹介したように、攻撃の中心だったCFラウル・ヒメネスはアクシデントな頭部同士のCBダビ・ルイスとの接触で長期離脱となってしまいました。その代役として若いポルトガルのスター候補生CFファビオ・シルバが起用されましたが、及第点をゲットし、信頼を獲得するまではいかず、経験豊富なCFウィリアン・ジョゼに白羽の矢が立ちました。経験豊富と言えども、PL初挑戦でありいきなりヒットするかは未知数です。移籍後の2試合で早速スタートから起用されていますが、移籍後初ゴールを祝うことはできていません。

ラ・リーガでは16-17シーズンから19-20まで連続で2桁ゴールを決めている実力者であるため、初ゴールは時間の問題かと思います。
 PA内での動き出しは秀逸であり、クロスからのワンタッチシュートを得意にしています。“点”で合わせるボレーシュートからのゴールも多く、またヘディングも強い印象です。裏に抜け出すタイプではなく、CBを背負うことが出来るタイプに分類され、CFラウル・ヒメネスの代役としてぴったりです。そのため、後半戦はCFウィリアム・ジョゼ&CFファビオ・シルバが相互にいい影響を与えながら、得点力不足のウルブスに新たな風を吹き込むでしょう。

2021/02/02 27:00 Kick Off !!!!

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さすがにシーズン・ダブルを献上してはいけません。対戦成績を五分に戻すためにも、勝ち点3を。リアタイ頑張ります。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~


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