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#71「アーセナルvsウェスト・ハム<マッチプレビュー>PL第29節」

こんちゃ!どうも、いったーです。
今回は「アーセナルvsウェスト・ハム<マッチプレビュー>PL第29節」について書いていきたいと思います。

大分久しぶりの投稿になりますが、ちゃんと生きています。
引っ越し作業と荷物の解体って結構だるいし進まないですよね。
たぶん、試合が始まるまでJリーグ流しながらずっと作業すると思います。

それでは本題に入っていきましょう。

予想フォーメーション

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ホームチーム:ウェスト・ハム(以下ハマーズ)
監督:“ジーニアス”ことデイビット・モイーズ
フォーメーション:4-2-3-1

アウェイチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1

対戦成績

アーセナルの49試合32勝9分8敗
ここ5試合4勝1敗。わりとお得意様

前回対戦

2021/09/20 PL第2節vsウェスト・ハム(2-1)
得点者:‘25ラカゼット(ARS), ‘45アントニオ(WHU), ‘85エンケティア(ARS)

アーセナル前節振り返り

前節はノースロンドンダービー(NLD)vsトッテナム(2-1)で見事逆転勝利を収めました。先制されながらも前半終了間際に同点ゴールを決め、後半にCFラカゼットのPKで逆転に成功しました。

これでホームで10年間負けなしとなり、ホームでは圧倒的な相性の良さを見せつけました。PL屈指のCFケインにCBガブリエル・マガリャンイスが仕事をさせず、CMFジャカ&トーマスはいつもの安定感で守備を支えました。特に左サイドでのLSHスミス=ロウのフリーランが攻撃陣を活性化していました。RSHサカが負傷離脱したのが残念です。

EL Round of 16 2nd Leg振り返り

vsオリンピアコス(0-1,Agg.3-2)0-1で試合には負けてしまいましたが、合計スコア3-2で勝ち抜けを決めたアーセナルは、昨年のリベンジを達成しました。次なる相手はQuarter-Final vsスラビア・プラハになりました。Semi-Finalの相手はエメリ監督率いるビジャレアルvsディナモ・ザグレブです。


それにしても、スパーズ(vsディナモ・ザグレブ0-3)はPLクラブ初の欧州カップ戦で1st Leg2点差勝利から2nd Legで大逆転敗退を喫したらしいですね。EL FinalでCL権懸けてボコボコにしたかったのに残念です。

<North London is RED>

アーセナル注目ポイント

〇右サイドの人選はいかに?
(1)ベジェリン

(2)セドリック
(3)チェンバース

〇右サイドの人選はいかに?

前節NLDvsスパーズ(2-1)では、今季最高の結果を残しているRSHサカが負傷離脱(ハムストリングのアクシデント。恐らく4月頭まで)してしまいました。となるとRSHとして起用が予想されるのがニコラ・ペペです。クラブレコードの移籍金を費やし、獲得した選手ですが、これまで移籍金に見合った活躍しているとは言えないというのが一般的な評価でした。

今季の冬からネガティブトランジションにおける守備での貢献も大きくなりつつ、攻撃でもドリブルで相手を剥がし、局面を動かすなど、調子は上向きのような気がます。

そこで注目したいのが、RSHと共にサイドを攻略する役割を与えられるであろうRSBの人選です。これまでは1stチョイスがRSBベジェリン、2ndチョイスがRSB/LSBセドリック、ようやく長期欠場から復帰したRSB/CB/CMFチェンバースの3人が起用されてきました。

RSBヘクターベジェリン

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<特徴>

長所
①縦への推進力がNo.1でああるものの、2度の膝の怪我があり、怪我前とは明らかにスピードが低下している。
②インナーラップ、オーバーラップのタイミング、コース取りが巧み。
③未来のキャプテン候補であり、アルテタ監督の信頼が厚い。
④PA内に侵入する回数が多い。
短所
①浮き球のパスをコントロールすることが苦手。
②クロスの球種が少なく、質が低い。
③オーバーラップ後のスペースを突かれることがある(RCBとの連携がいまいち)。

RSB/LSBセドリック・ソアレス

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<特徴>

長所
①キックの質が高く、球種が多い。
②低い位置からもビルドアップに参加できる。
③サッカーIQの高く、RSB/LSBどっちも対応可
④オーバーラップ>インナーラップ
短所
①たまに発動するイージーミス
②競り合いに難あり。
③ランニングコースが単調になりがち

RSB/CB/CMFカラム・チェンバース

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特徴

長所
①対人/1on1での強さ
②クロスを届ける先のチョイス
③正確な足元の技術
④ガンガンオーバーラップよりも、タイミングのよい攻撃参加
短所
①怪我が多い。
②SBにしてはスピード不足
③攻撃参加が消極的

実際に試合での組み合わせでは、RSHペペ&RSBセドリックがコンビネーションを上手く発揮し、RSHペペがインサイドにカットインしながらドリブルする際に、大外のレーンをセドリックが駆け上がるパターンが多くみられます。

セドリックが最適な理由

特に、ペペの得意なプレーはカットインドリブルであり、マークの注意を惹くという点、ペペからセドリックへパスが渡れば、大外のレーンを活用出来、正確なクロスを上げられるという点でRSBセドリックが最適かもしれません。

相手はハマーズということで“ザ・ビースト”CFアントニオの存在がストロングポイントでもあります。サイドに流れながら起点を作ることを考えるとサイズ的にはRSBセドリックでは心もとない部分もあり、RSBチェンバースも可能性があります。どうなるかみてみましょう。


ハマーズ注目ポイント

〇戦術アントニオを極められるか
〇5-4-1なのか4-2-3-1なのか

〇戦術アントニオを極められるか

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正直に言います、チートです。ラフなボールをとりあえず前方に蹴っていれば安心です。なぜならCFアントニオがいるからです。長いボールを収めることもできますし、背負った状態での競り合いもめっぽう強いです。キープした際には確実に時間を作り、両WGの上りを待ちながらパスを散らします。

固定的なパターンがあるというよりもクロスからも得点を決められることに加え、今季に入ってからPA内での動き出しも秀逸になりストライカーのそれです。昔はWGタイプだったのになぜかラガーマンのような体型を活かして、CFやってるんですから不思議なものです。

そのため、スローインを含めて簡単にセットプレーを与えたくはありません。CFアントニオのみならず、CMFソウチェク、ライスCBクレイグ・ドーソン、ディオップらもヘディングに強く、キッカーとしてのLSBクレスウェルのボールも素晴らしいものがあります。

〇5-4-1なのか、4-2-3-1なのか

これまで今季好調のハマーズは2つのフォーメーションを併用しながら戦ってきました。

今季5-4-1(3-4-3)・・・15回
今季4-4-1-1(4-2-3-1)/4-1-4-1・・・13回

ほぼ2つのフォーメーションを2回に1回のペースで併用しています。

<5-4-1/3-4-3>

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<4-2-3-1>

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傾向から見るに、相手にボールを完全に渡してリトリートのブロックを作りたい時に3バック(5バック)を使用し、互角または格下の相手には4バックを使用しているように見えます。

しかしながら、最近はCBの要であるCBオグボンナが離脱してからは4バックの傾向が強い印象ではあります。また、LWBとして幅を取ることが出来るマスアクも離脱中のため4バックの傾向も強いです。

基本的には1トップ(3トップ)を使用し、基準点型のFWを起用する傾向が強く、冬で移籍しましたが、CFアントニオと同様にCFセバスティアン・アレも重要な選手でした。

どうしても重心が後ろになり、リトリートを採用せざるを得ない5-4-1(3-4-3)よりも、4-2-3-1を使用するのではないかと予想します。

なぜなら、OMFリンガードの存在です。冬にマンチェスター・ユナイテッドから移籍してきており、このワーキングOMFという8番色が強いリンガードを起用することで、CFアントニオが競ったセカンドボールの回収や、アーセナルにとって不安定なビルドアップをハメに行くという点でうまく活用できると考えます。

OMFをフォーメーションとして見出せる4-2-3-1の方がCMFソウチェク&ライスもどっしりと構えることが出来るという副次的な理由もあります

まあLCB/LSBを兼任するクレスウェルがいるため、試合中の変更も含めて注目ポイントです。

注目選手<アーセナル>

〇#19Nicolas Pepeニコラ・ぺぺ
〇#18Thomas Parteyトーマス・パーティ

〇#19Nicolas Pepeニコラ・ぺぺ

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RSHサカの負傷離脱によって最大のチャンスが巡ってきました。これまで新年あけてから1月、2月と好調を維持していましたが、スタートからではなくゲームチェンジャーとして途中出場が多くなっていました。

最近ではvsレスター(3-1)の逆転勝利の立役者となり、自身の価値を証明するゲームとなりました。

ボールを持てば素晴らしいダンスがあることはみんなが知っていますが、どのようにボールを預けるのか、どのようにボールを受けるのかという2点、オフ・ザ・ボールが課題でした。

ミケル・アルテタがマンシティのコーチ時代にWG勢レロイ・サネ、ラヒーム・スターリング、リヤド・マレズらのオフ・ザ・ボールを指導し、見違えるほど成長させた実績があります。

そのように、今回のにRWGニコラ・ペペの魔改造もアルテタ監督の直接的な指導があったと考えてもおかしくありません。

アルテタ監督が求める攻守の切り替え、いわゆるトランジションの部分でも改善が見られ、ボールロスト後は見違えるスピードでボールを追いかけ、相手のプレーを限定します。

残り期間EL含めてもう負けられないゲームが連戦で続くため、サカ&ペペというキャラクターの違った選手は貴重です。この2人を相手によって使い分けることができるという贅沢な悩みにアルテタ監督は苛まされることでしょう。

〇#18Thomas Parteyトーマス・パーティ

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今季新加入したCMFトーマス・パーティはこれまで大きな存在感を示していることは間違いありません。

しかしながら、怪我で離脱する期間も長く、完全にチームの心臓になったとも言い切れません。また1試合という短期的な視点で見ても、試合のどこかでらしくないイージーミスがあり、そこからカウンターを喫するというシーンもみられます。幸運なことに失点に直結したことはありませんが、相手のクオリティ高ければ分かりませんでした。

集中力の欠如なのか、怪我から復調が遅れているのか、PLへの適応がまだなのか、それとも複合的な問題なのか。わかりませんが、徐々にギアをあげることを期待したいです。

とはいっても、中盤でのブルトーザーとして心強い存在であり、ドリブルでスぺ―スに持ち運び、前進するドライブや、相手のカウンターの起点の芽を未然に摘み取るボール奪取はこれまでのアーセナルにはないプレーで、力強さ、ダイナミックさをもたらしました。

対戦相手のCMFソウチェク&ライスのコンビは、PL最高レベルの強度と堅固さを誇り言うなれば“剛”のコンビです。こちらもCMFジャカ&トーマスと最高の“剛”のペアで臨むでしょう。

しかし停滞すれば“柔”であるCMFセバージョスを投入して変化を加えるかもしれません。

注目選手<ハマーズ>

〇#30Michail Antonioミカエル・アントニオ
〇#28Thomas Soucek トーマス・ソーチェク

〇#30Michail Antonioミカエル・アントニオ

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彼の存在は戦術兵器です。アグレッシブにボールに向かっていく姿勢や、無理な体制からもボールキープやシュートに持っていけることからも“ザ・ビースト”と呼ばれいてます。分厚い胸板やガチムチなユニフォームから、道端であったらラガーマンと誤認するかもしれません。

特別背が高いわけではありませんが、体幹の強さを活かして、浮き球をマイボールにすることが上手く、そこで時間を生むことが出来るため、前線の上りを待つことが出来ます。

最近は4-2-3-1を使用することが多くなり、2列目にはフォルナルス、リンガード、ボーウェン、ベンラーマと技巧派でスペースに飛び込むのが上手い選手が揃っています。故に、カウンターの破壊力はとてつもないものであり、マンシティ、マンユナイテッドを苦しめ、スパーズには勝利を収めました。

前回対戦のvsアーセナル(1-2)でもゴールを決めています。伝統的にがむしゃらでアグレッシブなロングボールを活用してくるチームには、貧弱さが浮き彫りになるアーセナルは格好の相手かもしれません。活躍しないことを祈ります。

〇#28Thomas Soucek トーマス・ソウチェク

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2020年冬にレンタル加入し、翌夏には完全移籍に切り替えるほど評価されたCMFソウチェクです。チェコ代表ではあるものの、まさかチェコリーグからいきなりPLの独特なテンポにフィットするとは思いもよりませんでした。

まさかまさかの急展開。Out of the Blueです。

ちなみにチェコ時代は、EL Quarter-Finalで対戦するスラビア・プラハ出身です。ちなみにRSBのツォファルもです。

最大の魅力は巨躯を活かしたフィジカルの強さと豊富な運動量です。

CMFとして基本的にはセットした状態でのリトリートの守備がメインですが、マイボールになってからのダイナミックな攻撃参加は迫力満点であり、PA内に飛び込み、ヘディングシュートというシーンもありました。190㎝というサイズも生かして、セットプレーでは起点となり、今季挙げた8得点は全てPA内からの8得点でした。

パスでリズムを作るよりも、大きなストライドを活かしてのドライブ(スペースに向かってのドリブルで前進させる)が得意であり、アーセナルの中盤の選手は、素早く寄せてから減速させなければなりません。

また、サイズが大きくフィジカルが強い分、ファールを取られがちで、性格からも熱くなりやすい部分もあります。

ソウチェクが目立つ展開になればアーセナルにとっては最悪な展開でもあるので、いかにハマーズ陣地深い位置までラインを下げさせ、押し込めるかどうかが肝になるでしょう。

2021/03/21 24:00 Kick Off!!!

これで大学生時代最後の試合になります。これからリアタイ出来るのか謎です。おそらくディレイ観戦がメインになると思います。

EL地獄から抜け出せないと試合時間が日曜深夜(月曜早朝)になるので、早くCLに復帰して土曜に試合を楽しみたいです。

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ということで、、、

絶対に勝利で有終の美を収めてほしいです。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~


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