アドミュージアム東京

日本で唯一の広告ミュージアム。 開館日:火~土 12:00-16:00 ※現在時間を短縮して開館しています 休館日:日、月 ※他展示入替え等による臨時休館あり www.admt.jp 所在地:東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留B2F 電 話:03-6218-2500

江戸の広告作法

江戸の町人文化に華開いた、あの手この手の宣伝広告。 そこには「粋・洒落」などの美意識の中で洗練された広告の作法がありました。世界に類を見ない独創的なアイデアや表現を当館のコレクションの中からシリーズでご覧いただきましょう。 *「広告」という言葉は明治5年に登場。江戸時代は引札、報條、告、報せ、口上などと呼ばれていた。  執筆者:坂口由之(さかぐち よしゆき)/アドミュージアム東京学芸員

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第11回「江戸の旅ブーム」

江戸時代も旅は憧れ。旅へ誘う広重の風景版画。 しかし、そこにはさりげなく広告の匂いが! 江戸の旅ブームを作った、広重の錦絵はカラービジュアルメディア。 1枚のポスターを見て、「そうだ京都、行こう」なんて思ったことはありませんか? どんなに言葉を尽くすよりも、たった1枚の写真が人の心をつかみ、巧みに旅へと誘う。そんなカラービジュアルメディアは江戸にもありました。ご存じ、北斎や広重の極彩色の錦絵に江戸の人びとは大いに魅了され、旅への憧れに胸を膨らませたのです。 江戸末期は、弥次さ

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「えどばたいじんぐ」が書籍になりました!

コラム「えどばたいじんぐ」が書籍になりました! 『江戸の広告作法~えどばたいじんぐ~』 アドミュージアム東京学芸員 坂口由之著 1,850円(税込み)10月1日発刊  *書籍はミュージアムショップのみで販売しています(一般書店では販売していません) (著者より) 粋と洒落と遊び心の江戸の広告を「えどばたいじんぐ」と洒落てみました。 今日の広告のルーツともいえる、あの手この手の広告アイデアが満載です。アドミュージアム東京の常設展示作品をさらに深く楽しく解説した本になっていま

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第10回「夏の団扇キャンペーン」

夏はちょっとうれしい、団扇(うちわ)のおまけ。江戸の女性たちのおしゃれアイテム、団扇(うちわ)! 夏になると街かどや店頭でおまけとして配られる広告物に団扇があります。商店街やイベントなどでプレゼントされる団扇は、ちょっとうれしいですね。いまや、日本の夏の風物詩の一つであり、また暮らしの必需品でもありますね。 そもそも団扇は江戸初めころ、京都伏見の深草が名産地でした。最初は割竹に白紙を貼ったままの作りでした。やがて絵や彩色が施され江戸の町にも広がり、庶民の暮らしの中に定着して

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第9回「度肝を抜く売り込み口上「外郎(ういろう)売」」

雄弁な長台詞は、全部「ういろう」のコマーシャル。 団十郎の流暢な宣伝口上に、江戸っ子たちは拍手喝采! 2代目団十郎が感謝の意を込めて創作 「ういろう」というのは、小田原の虎屋藤右衛門が売り出した銀色の丸薬です。咳止め、喉の痛み止め、旅の常備薬などとしてよく知られており、約650年の時を経たいまも神奈川県小田原市で製造されています。(注1) 2代目団十郎が喉を痛めていたとき、この「ういろう」を勧められて飲んだところ、すっかりよくなったため、お礼を兼ねてこの薬を舞台で広めたいと

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〇〇の本棚

本の紹介 ・企画展時と連動した本 ・アイデアやクリエイティブのヒントになる本 ・BIGクリエイターがお勧めする必見の本

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【イベント・レポート】谷山雅計氏×田中泰延氏『アタマの実用に“いつかなる”トークセッション』

2019年11月2日(土)にアドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」にて、谷山雅計氏と田中泰延氏による『アタマの実用に“いつかなる"トークセッション』が開催されました。ライブラリーで展示中の、『コピーライター谷山雅計が選ぶ 実用書じゃなくても「アタマの実用になる5冊(+15冊)」』にあわせて行われた特別イベントです。 対談は、東京コピーライターズクラブ(TCC)の会長を務めるコピーライターの谷山雅計氏と、株式会社電通を独立したのち『読みたいことを、書けばいい。』を上

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広告小学校~「考え方の考え方」を身につけよう!~

わたしたちが毎日目にしているたくさんのCM。たった15秒の中には、人の心を動かし、メッセージを伝えるための、さまざまなプロの技が込められています。 実は、このプロの技には、広告だけではなく、あらゆる新しいことを生み出すときのやり方が詰まっているのです。プロのクリエーターと一緒に、広告づくりのプロセスを経験しながらプロの技を学ぶワークショップです。

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【イベント・レポート】CMづくりからコミュニケーションの 極意を学ぶ「広告小学校2019」開催

「広告小学校」は、CMづくりを通して「考え方の考え方」や伝わるように伝える方法を学ぶ教育プログラム。昨年に続き、この日だけの高校生向け特別授業を2019年8月3日に実施。関西など遠方からの参加者を含む計21名の生徒たちがアドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」に集合。白熱した授業がスタートしました。 講師の小金井市教育委員会教育長の大熊雅士先生 10年以上「広告小学校」の教材制作にも携わっています  アドバイザー役は、左から電通のCMプランナー・福永琢磨さん、クリ

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【イベント・レポート】広告小学校 - 白熱した「学び合い」への誘い -

「広告小学校」は、CMづくりを題材にしたオリジナルの教育プログラムです。その狙いは、アクティブ・ラーニングによって、子どもたちのコミュニケーション力(伝え合う力)を育成すること。 そして、2018年8月25日、アドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」では、高校生向けの「広告小学校」特別授業を開催しました。 クリエイティブ・キッチンが目指すもの クリエイティブ・キッチンでは、「Open・Join・Share」をキーワードに、さまざまなプログラムを実施しています。今回

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20世紀広告研究会

21世紀生まれの子どもたちが、まもなく社会人になる今。 20世紀の広告の膨大なアーカイブを、貴重な「文化遺産」ととらえて、 社会や世相の変化を見直し、新しい「普遍的な人間像」を見つけ出そう。 普遍的に「ヒトを動かすもの」とは、何なのだろうか? 「最古×最新=新しい普遍」を提唱する、博報堂のスダラボ代表・須田和博氏が、 毎回、伝えることのプロをゲストに招き、時間も空間も縦横無尽に跳び越えながら、 人間の興味を惹くことを追求してきた「広告の歴史」を、ユニークな視点でリミックス。 様々な時代の、様々な形の広告を俯瞰し、時代も世代も超えて、 「面白い!」と思えるものを再発見していく、連続セミナーです。

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【イベント・レポート】20世紀広告研究会#4 - 「ゴハン」の広告史 -

左が、「20世紀広告研究会」を主催する博報堂のスダラボ代表・須田和博氏、右が今回のゲスト・博報堂クリエイティブディレクター・高田豊造氏。 2019年5月30日(金)、アドミュージアム東京「クリエイティブ・キッチン」にて、大好評のセミナー「20世紀広告研究会」の第4回目、「“ゴハン”の広告史」が開催されました。 「20世紀広告研究会」は、博報堂のスダラボ代表・須田和博氏が、「広告の歴史」をユニークな視点でリミックスしながら、「時代を超えて通用するものは何か?」「文化とし

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文化人類学者とみる広告コミュニケーション

ー広告を外部の視点から見つめ直し、新たな気づきを発見ー 日本と世界の文化に精通する文化人類学者、ガーニエ・アイザックさんが、広告のプロと一緒に、アドミュージアム東京のアーカイブから「日本のオリジナリティとは何か」を探ってきます。

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【イベント・レポート】公開サロン‐文化人類学者とみる広告コミュニケーション#2

2019年1月26日(木)、アドミュージアム東京の交流スペース「クリエイティブ・キッチン」で公開勉強会「文化人類学者とみる広告コミュニケーション#2」が開催されました。 日本と世界の文化に精通する文化人類学者、ガーニエ・アイザックさんが、アドミュージアム東京・学芸員の坂口由之をはじめとする広告のプロと一緒に、ミュージアムのアーカイブを題材として「日本のオリジナリティとは何か」を探るというこの企画。広告を外部の視点から見つめ直し、新たな気づきを得るのが狙いです。 第2回のテーマ

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【イベント・レポート】公開サロン-文化人類学者とみる広告コミュニケーション♯1

  2018年10月13日、アドミュージアム東京の「クリエイティブ・キッチン」で、ミュージアム所蔵資料に広告業界とは異なる視点からスポットライトを当てる、公開勉強会が開催されました。ゲスト講師は文化人類学者のアイザック・ガーニエさん。「日本のオリジナリティを探る」というテーマのもと、今回から3回に分けて江戸時代から近代までの日本の広告を読み解いていきます。第1回は「多様性 Diversity」をキーワードに広告資料を深掘りします。   「クリエイティブ・キッチン」とは・・・

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