飯野広

2001年生まれの大学生。 読書と映画鑑賞が趣味です。

詩 『海』

海 気がついたら、砂浜に打ちつけられていた 突き刺すような陽が、寒さに追われてきた背中におぶさり 大地である父が焼けた砂で、俺の腹を抱いている 何かを、忘れてき…

2週間前

『堕落論』と『桜の森の満開の下』ー剥き出しの美と秘められた美ー

 「堕落論」における「美」の観点を踏まえて「桜の森の満開の下」を考察したい。  堕落論において、坂口は戦前の日本の姿をアンビバレントに描き出している。坂口にとっ…

2週間前

書評#3『偶像の黄昏』

ディオニュソス的・アポロン的な美  ニーチェは理性主義の起源を古代ギリシャのソクラテスとその弟子のプラトンに見出し、彼ら以前の高貴な古代ギリシャ世界を、この二人…

4週間前

「お前らは大衆から見放されている」と言うけれど

「大衆」。嫌な言葉だ。「知識人」の蔑視が現れているからではない。また、「大衆」を担ぎ出し、知識人を非難する人間がいるからでもない。使い古された「大衆」と言う言葉…

1か月前

日誌:2021年11月25日

 日記をもっと真剣に書こうと決意した。いつも何かを決意しては、次の瞬間に忘れてしまうような人間だが、いや、やめよう。こういう自己批判、反省がもう下らないのだ。下…

2か月前

映画批評#2『最後の決闘裁判』~ヒムパシーの弊害~

    予想以上に重厚な作品だった。戦闘シーンや性的暴行における描写が非常に生々しく、『空白」とはまた違った重苦しさを感じさせた。映画で描かれる男性優位社会と、…

2か月前