馬と鹿
どうせダメだって無駄だって
頑張ったところで結果は変わらない
”0×1=0” だってずっと
教科書にちゃんと書いてたじゃないか
諦めたらそこで終了
自分に期待したのがバカだった
だらだらと書いた主人公の心情
最後は結局、ただの諦めだ
それでいいのか、これでいいのだ
自問自答を繰り返すたびに
空欄の回答、消し残った文字
少しずつ濃くなっていく
それでいいのか、これでいいのだ
答えが ”0” でも意味がないなんて
命という制限時間はまだ終わってないだろ
空欄のままじゃ終われない
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