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マーゴン。

私は台風一過の晴れ上がった空が好きだ。
不謹慎かもしれないけれど、根こそぎ洗い流していったような空。
くっきり見える山間いと水平線。
ただ、この日の台風だけは全く違う意味で綺麗だったのを覚えている。
過去に一番ヤバイと思った台風。

2004年10月、超小型ながら最強と感じた台風22号。
名称はマーゴンと知る。
破壊の神シドーを呼び出すヤツ。
それはハーゴン。
日本全体ではその次にすぐ来た大型の23号の方が被害エリアから考えたら報道が大きかったのだけれど、22号とは比較にならない。
それほどのものだった。

なんといっても外を歩ける状況ではなかった。
そりゃあ台風なんだからって、そういうレベルじゃなくて。
道端に落ちている石っころが鉄砲玉のように飛んでいたから。空中を。
外でたら間違いなく死ぬって。銃弾で撃たれたように。

以降、どんなに台風で騒がれても、異常気象だって言っても、これ以上の台風にはお目にかかったことはない。もちろん無い方がいいのだけれど。

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夕方、台風は通過したのだけれど初めてだし、こんな空、景色。
空全体が紅い・・・。夕焼けとかの西の空じゃなくて。


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一生に一度の光景だったと今でも思う。


※ 5月18日に原稿を書いて台風が来たらUPしようと考えていたモノなのだけれど・・・7月は観測史上ゼロ。やっと発生した台風はサヨウナラ。
というわけで、腐る前にUP。
した途端、バンバン発生しなければいいのだけれど。
(その際は下書きに戻します)