男子校生の生態

ようこそ、「男子の学校」へ

「男子校出身なんだよ。中高6年間」

俺がそう言うと、みんなが珍しい生き物を見る目を向けてくる。
なんとなくだけど、みんな男子校について「汗臭くて汚い、むさくるしい場所」というイメージを持っているのではなかろうか。話し相手に、きゃっきゃうふふのない青春を送った哀れな奴と思われた、と秒でわかる。

だが、そうじゃない! それは運動部の部室だけだ!!
(アメフト部の部室は窓が開けっ放しで、よくカラスが出入りしてるのを教室から見ていた)

人生を振り返ると、あの青春が何色だったかわからない。決して華やかじゃなかったけど、ドブ色と言うほど悪くはなかった。たくさんのクレイジーな友達に出会えたし、事件も起きたし、彼らのクレイジーさに拍車がかかったのは女子がいなかったからじゃないか? と少し思う。

今年、母校の文化祭に行ったら校舎がほぼ全て建て代わっているし共学になっているし、懐かしさ0だった。母校に帰って懐かしさ0ってあるか!?

高校を卒業して10年、友人の斎藤と歩きながら「男子校とはなんだったのか?」と話をした。思い出話は絶えないし、笑い話も笑えない話もあった。

休み時間になった瞬間に缶蹴りをし、公園でブランコジャンプをし、エロ本を読みながら飯を食い、枝が倒れた方に向かって歩き回り、ガンダムについて激論し、学年主任や校則に怯え、学校中のコーラを買い占めた、懐かしきあの日々。

思い出を美化するつもりはないが、自分の青春である男子校について、振り返ってみたい。そして男子校のイメージを払拭してもらいたい!

みんなにも、あの楽しかった男子校を知ってもらいたいので、「男子校生の生態」というエッセイを始めようと思う。

ようこそ、「男子の学校」へ


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