【法学部】とある大学生の8月。

　8月編。正直、題名のみ、本文なしで投稿してもいいかなぁ、と本気で悩んだ。なぜなら大学生の夏休みは何一つ制約がない。宿題もなければ、強制参加の部活動もない（一部除く）。つまり、何をするかは学生個々の完全なる自由。この企画を始めた趣旨は一般的な学生生活の紹介であったが、何が一般的であるのかは考えてみればみるほど分からなくなる。ゆえに、かかるように思った次第である。

　もっとも、そのような対応をしては騙された気分になられる方もいるだろう。そして何より、あくまで一例だとしてもその一例を紹介することで大学生の夏休みを想像してもらえるのではないかと感じ、本文を書くことにした。

　まずは、プチ同窓会。私がこの夏に何よりも印象に残っているのはこれ。大学には学区という概念が存在しない。そのため、高校進学後はそれぞれの進路に合わせて同級生が全国各地に散らばってゆく。かかる状況の中で、久しぶりに旧友と会い、それぞれが今取り組んでいることを語り合い、昔を懐かしむことができる。そんな時間はあっという間に過ぎ去るもので、名残り惜しく感じる。そして、過去の甘酸っぱい記憶がふと頭をよぎったりする。

　次に、旅行。大学生の夏と言えばこれではないだろうか。大学生は皆もれなくと言ってよいほど旅行に行く。ちなみに関東の学生の具体的な夏の旅行先と言えば、沖縄や大阪周辺が挙げられる。
　そして、旅行と言っても誰と行くのかによってその楽しさも変わってくる。友人と行く旅行は計画やホテル等の予約を協力してこなし、夜は時間を気にせず話ができるのが楽しいし、一人旅は自分の行ってみたかった場所を誰にも気を遣うことなく存分に満喫できるのが楽しい。
　さらに、中には、恋人と旅行に行き、非日常を楽しみ、この夏を契機にさらにその仲を深める者もいる（もれなく私には無縁の話である）。

　最後に、資格試験勉強。大学生は自由だからといって決して遊び放題なわけではない。せっかくのまとまった時間がとれる夏休み。資格の１つや２つ取ろうと勉強に励む者も少なくない。大学生が目指す資格の例を挙げるなら、TOEICや簿記、FPがメジャーであろうか。
　人間同じことばかりだと徐々に飽きてくるもので、夏休み中、遊んでばかりいると一周回って不思議と勉強したくなることがある。そんなわけで、この休み中に何か一つはまじめなことにも取り組もうと、資格試験勉強に臨むのだ。

　大学生が夏休み中にしていることと言えばこんな感じだろうか。他にもサークル合宿やインターン、短期集中型のバイトなど、挙げ始めればきりがない。そして、それらのうち、どれに取り組むのか決めるのは各人の自由であり、それにマニュアルは存在しない。そんなわけで、真のモラトリアムを享受できるのが大学生の8月である。

冒頭写真：筆者撮影

～忙しい方へのまとめ～
８月（葉月）
・同窓会
・旅行
・資格試験の勉強
⇒大学生の夏休みは自由！何をするかはあなた次第！

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