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鉄獣戦線抜き!? 十二獣+LL(リリカル・ルスキニア)デッキ考察

こんにちは〜みりおんです。
今回は「デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-」で強化されたLL(リリカル・ルスキニア)を主体とした【十二獣+LL】デッキについて環境目線から考察していきたいと思います!

なんで鉄獣戦線入れないの?

まあ一番最初にツッコミをもらうところだと思います。
これにはちゃんとしたそれなりの理由があります。
その前に、鉄獣戦線を入れる強みについてを考えていきます。

鉄獣戦線を入れる強み

①かなり強固な盤面が作れる
鉄獣戦線を入れると言わずもがな《王神鳥シムルグ》から出てくる《烈風の結界像》、《霞の谷の巨神鳥》、《戦華盟将-双龍》といったシステムモンスターによる強力な盤面を形成しやすくなります。また、場合によっては《鉄獣の邂逅》による破壊耐性を付与することも可能です。もともとLLは《FNo.0 未来龍皇ホープ》を出しやすいデッキなので、それにプラスアルファの盤面を形成できるということです。

②《鉄獣戦線 ナーベル》が鳥獣族・レベル1である
《鉄獣戦線 ナーベル》が鳥獣族・レベル1であるため、LLモンスターの効果でサポートされるカードがLL指定ではなく鳥獣族・レベル1のものもありサーチや特殊召喚などの融通が利きます。

③《鉄獣戦線 フラクトール》がLLを墓地に落とす役割をしてくれる
《鉄獣戦線 フラクトール》の手札・フィールドで発動する効果で墓地に落とせるモンスターがレベル3以下の獣・鳥獣・獣戦士族であるため、LLも当然対応しています。LLは墓地から釣り上げるモンスターが《LL-ターコイズ・ワーブラー》と《LL-ベリル・カナリー》の2種類いるため、LLで動くための初動としての働きもしてくれます。


おそらくこの3点が大きなシナジーだと思っています。
特に①はゲームをそのまま終わらせる可能性を高めるので、鉄獣戦線を混ぜる強みとしては大きなポイントになってくると思います。

しかし、僕は①にはあまり魅力を感じませんでした。
なぜかというと、素引きすると実質ハンデスになるカードを入れなければならない(例:《烈風の結界像》、《霞の谷の巨神鳥》、《鉄獣の邂逅》)ので後手などでハンデを背負いたくありませんでした。もう一つは、LLがかなりスロットを圧迫するにも関わらず、鉄獣戦線もある程度ギミックのカードでスロットを取るため自由枠が少ないというところです。まあ要はバリバリの展開系をあまり握りたくないって話です。

①に魅力を感じなかったものの、LLの手数の多さに関しては魅力的に思えました。鉄獣戦線ギミックを抜くとなったとき、スロットがけっこう空いたので誘発を増やしてみて他に何が入るか考えたとき、召喚権が余りやすいからそこを強く使えるカードが欲しいなぁといった話になりました。そこで十二獣を混ぜようという案が出たため、採用してみました。

十二獣を入れるシナジーって?

先ほども述べた通り、一つ目は召喚権を強く使えること。回してみて余りがちだったこともあり、理由の一つに。

二つ目は《増殖するG》による展開の間接的妨害をもらいにくいこと。十二獣の動きに当てられても《十二獣ドランシア》になってターンを返せば大量ドローされることはないのが一つですし、あらかじめ《十二獣ドランシア》になっておいてLLの展開をすれば止まっても最低限1妨害は残ります。

三つ目は《天霆號アーゼウス》、《FNo.0 未来龍皇ホープ》をLLギミックと共有できること。LLでの妨害は《LL-アンサンブルー・ロビン》で構えて横に十二獣Xモンスターから《天霆號アーゼウス》にしておいて妨害を複数置く、LLでの妨害は《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》から《天霆號アーゼウス》を構えて十二獣要素の妨害は《十二獣ドランシア》にして妨害を複数置く、といったことができます。《FNo.0 未来龍皇ホープ》も十二獣要素だと1枚では《十二獣モルモラット》限定ですが、LLギミックで展開したいとき先に《FNo.0 未来龍皇ホープ》を立てておいて展開するといった芸当もできます。

もう一つ、メインのスロットをあまり圧迫しないことも挙げられます。
それと、十二獣要素を入れたことによるシナジーというより鉄獣戦線を抜いたことによる恩恵ですが、《強欲で貪欲な壺》を採用しやすくなったことも一つあります。

ここまでの話を総括すると、「展開系使いたくないけど手数の多いLLは使ってみたい、けどLL要素だけじゃ不安だから十二獣で穴埋めしよう」って感じです。

構築

ということで考えたのがこれ。

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それぞれのLLの効果についてはページを埋めてしまうため解説しないです。調べれば出てきますしね。

今の遊戯王の環境は、「ある程度の妨害+ある程度のリソースを確保してターンを返す、相手はそれを捲りつつリソースを確保してターンを返す」といったある種のシーソーゲームの部分があり、それを若干意識した構築になっています。

鉄獣戦線を抜いたことによりスロットに空きが生まれたため、先述の十二獣を入れたり誘発を増やしたりしています。
目立つカードとして《強欲で貪欲な壺》は、LLが2枚初動であるため少しでも引き込みたい、10枚除外もあまり問題ない、という観点から入れました。
《魔鐘洞》は貼ってから《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》の直接攻撃を安全に通し《天霆號アーゼウス》までいけるための採用です。

目指す盤面

基本的には《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《LL-アンサンブルー・ロビン》+《LL-バード・サンクチュアリ》(永続魔法)を先攻で目指します。え、そんなしょぼくていいの? ってなるかもしれませんが、次のターンからXモンスターが生き残って戦闘すれば《天霆號アーゼウス》が成立しますし、《LL-アンサンブルー・ロビン》が突破されても墓地回収効果でリソースの確保もできます。誘発も考慮すれば今の環境であればターンが返ってくる可能性は高く、素材モリモリの《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》で複数回攻撃するだけで勝負が決することもあり得ます。十二獣を持っており召喚権が残っていれば+で《十二獣ドランシア》が成立するので突破されにくくなります。

構築の課題点

課題点としては、当たり前ですが鉄獣戦線入りと比べて盤面強度がそこまで高くないこと、《強欲で貪欲な壺》の被りが気になるところ、LLが2枚初動であるため1枚のみだと十二獣単騎に頼らざるを得ないことあたりが挙げられます。

おわりに

今回紹介したこのデッキ、LLを使いたいけど展開系は気に食わないというわがままからできたものなので、正直このデッキについても気に食わないといった方もいるかと思います。こんな考え方もあるんだな、といった目で客観的に見ていただけるとまた色々な考え方ができて楽しめるはずです。なんか上から目線みたいなあとがきになってしまいましたが、興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは今回はこの辺で〜。

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