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ネタバレ有り 劇場版仮面ライダーゼロワン REAL×TIME アルト×イズ

冒頭に感想とつけたものの、今回の映画で描かれたある一側面に関して気持ちを綴りたくなったのでここに記す。
とはいっても1度しか見ておらず、自分の記憶にあまり自信が無いため、あやふやかもしれない点と拡大解釈や想像が含まれている点は御容赦を。


自分がTV最終回でしこりが残った部分があった、それはイズの新造である。
ヒューマギアという機械だから同じガワのものを作ることができるのもわかるが、画を見た時にどうしても同じイズを蘇らせたような錯覚があったからだ。
そんななか、今回の映画は最終回からの地続きで、新イズと旧イズの違いをわかりやすく見せてくれたのが良かった。また、アルトも新イズに旧イズの幻影を見ているということが描写された事で補完された。
まだ心を理解しきれてない新イズ、ゼアの中で旧イズと出会ったシーン。彼女が破壊される寸前までに思った心と気持ちを共有した、おでこを合わせるシーンはそんな描写に見えた。
その結果、新イズはアルトと旧イズが力を合わせて生み出したゼロツーに変身し、ヘルライジングホッパーになり暴走したアルトを止めることを選んだ。
旧イズと新イズとの決定的違いをここに感じた。

旧イズは最後まで社長に仕えるもので、自衛することはなかった。きっとその後悔の記憶を知ったからこそ新イズは自らも戦えるように、アルトの隣にいつも立てるように、変身することを選んだのかなと思った。
そこにアルトとイズの関係性の到達点が見えた。それを見せてくれたことがこの映画を見てよかったと思った1番の点かもしれない。

本編は人間とヒューマギアの関係性を主軸として走りきったけど、ホントの主軸とゴールは、AI(愛)だったんだなと滅と迅、今回の敵であるエス、そしてアルトとイズを通して伝わった気がする。

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