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目には青葉、山ホトトギス、我トトロ。

 ううん、体中がビシビシ痛い…。

 先日の健康診断で肥満を指摘されたので昨日からダイエットをすることにした。

 まずは運動をと思ってエアロバイクを三十分漕いだら太ももに乳酸がたまってパンパンになった。

 それでもめげずに腕立てと腹筋を10回三セットをこなしたら腕もお腹も
もれなくプルプルになった。

 そのままお風呂に入ったが腕を上げるだけでしんどかった。

 お風呂上りにストレッチを入念にしたがすっかり体が硬くなっていることに愕然とした。

 それから晩御飯を食べて早めに就寝したのだが今朝は起きた瞬間から全身筋肉痛である。
 
 これ位のトレーニングメニューは前は余裕で出来ていたので明らかに身体が衰えている。
 
 目標体重はマイナス十キロといきたいところだがいきなり高い山を目指すとやる気が遭難することは必至なので毎月二キロ減を目標にしたい。 

 そんな事を考えながら昨日の晩御飯を振り返ってみる。

 昨日はお休みの前の日だったので少し張り切った。

 まずはスーパーに足を運んで青果コーナーで地元の農家さんが卸している野菜を買い求めた。

 それから鮮魚コーナーに足を運ぶと鮮度のいいカツオの刺身のサクがあったのでおっ美味そうと思ってかごに入れた

 後はお酒と細々したものを買った。
  
 帰宅してから手洗いとうがいをしてご飯づくり開始。

 まずはお米を二合研いで浸水させて炊飯スイッチを押す。

 三つ葉をよく洗って一センチ幅にザクザク切っておく。

 次にメインのカツオのたたきを作っていく。

 カツオの刺身に塩を振る。

 しばらく待つとじんわりと表面に汗をかいてくるので洗い流してキッチンペーパーで綺麗に拭く。
 
 それを火を点けたフライパンで焼いていく。

 表面が軽く焦げるくらいしっかり焼くのがコツで刺身の全面に火を通す。

 香ばしい匂いがしてきたらまな板に移して気持ち厚めに切り分ける。

 お皿に並べてその上から新玉ねぎのスライスを乗せて刻んだネギとシソを散らせばカツオのたたきの完成。

 もう一品はキャベツを千切りにして塩で揉んだら叩いた梅干しを加えてレンジでチンした半熟卵を落としてキャベツの巣ごもりサラダの出来上がり。

 ご飯が炊けたらボウルに移して刻んだ三つ葉とゴマをたっぷり振りかけて塩で味を付ける。
 
 さっくり混ぜて全体が馴染んだら三つ葉ご飯の出来上がり。

 汁物は新玉ねぎのみそ汁をササッと作った。

 ようし出来たよーと妻を呼ぶ。

 食卓に並んだおかずを見てうわぁ今日は御馳走だぁとご機嫌になっている。

 まずは乾杯をしていただきます。

 お酒はビールで決まり。

 ペィルシュッとプルタブを起こしてグラスにトカットカットカッと注ぐ。

 ではと乾杯してキューキュッキュのキューと飲み干す。

 ううん、運動をした後のお酒は美味いなぁとしみじみ思う。

 まずはサラダから食べる。
 
 半熟卵を崩してキャベツに絡めて食べると卵のコクとキャベツのショリショリした食感が楽しい。

 シンプルに梅味にしたのも正解だった。

 ではメインのカツオのたたきを食べる。

 味付けはポン酢でニンニクをつける。

 野菜をたっぷり挟んでカツオを食べるとニンニクのガツンとくる味とポン酢の酸味に焼いたカツオの香ばしさが加わってかなり美味い。

 妻はカツオ好きなのではぁ美味しい…とうっとりしていた。

 そのまま食べても美味しいが私はマヨネーズで食べるのも好きなので小皿に絞り出してカツオにつけてパクリ。

 マヨネーズの脂分がカツオのほんの少しある生臭さを消しており美味さだけが残る。

 ポン酢とマヨネーズの両刀遣いでカツオを堪能した。

 二本目のビールを空けて次は三つ葉ご飯を食べる。

 お茶碗によそってフンフンと嗅ぐと何とも言えない爽やかな香りがする。

 ハグッと食べると春の味である。

 ゴマの風味もいい仕事をしておりスキがない。

 塩味という淡白な味付けも大正解である。

 ずいぶん久しぶりに作ったが混ぜご飯としてはかなり美味しい部類に入ると思う。

 たっぷりの三つ葉を惜しみもなく使う勇気があれば極上の味が待っている。

 妻も気に入ったみたいで二杯目をよそっていた。

 カツオメインの献立だったがどれもこれも美味しくていい晩御飯だったなと思った。

 私も三つ葉ご飯をお代わりしてその上にカツオのたたきを乗せて熱湯を注いでカツオのたたき茶漬けにして最後の一切れまで堪能した。

 お茶漬けにすると三つ葉の香りが立って風味がよくカツオの旨味が増してサラサラといただけた。

 味付けは塩とポン酢にしたがこれ位が丁度いいと思った。

 はぁ食べた食べたと言いながら膨れたお腹をさすっていると妻があなた、トトロって言うのね!とからかってきた。

 上手い返しが見つからずにムムムと苦い顔をするしか無かったのであった。

 それはそれとして、今年の初ガツオを堪能しました。

 これで寿命が750日も延びるかと思うとそれだけで愉快である。

 季節を感じる食べ物がある日本と言う国は素晴らしい。

 これから旬を迎える食べ物が目白押しで嬉しい悲鳴が出そうだ。

 今日は何を作ろうかなぁ。

 ではでは。

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