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ネットを使えない人はネットを使っちゃいけない

通販関連事業をしているとまれにトンチンカンな問合せが寄せられる。
主に老人からだ。

どうやって申し込めば、支払えばよいですか
何度もクリックしてしまいました
インターネットが壊れました
住所はどこまでいれればよいですか
何もわからないのだけど、何をどうすればよいですか

もちろん懇切丁寧に対応はするのだが、
個人的にはネットを使えない人は、そもそもネットを使うべきではないと思ってる。
我ながら酷いことを言うが、本音ではそうだ。

理由はシンプルに「危ない」し、多方面に迷惑をかけるからだ。
それにつきる。

ネット上には無知な人間を騙してやろうという仕組みに満ちている。
それらは巧妙なので検索能力が無い人、そもそも自分が何をしてるかわからない人は簡単に騙されるだろう。

そもそも正規のプロセスですら、危険でいっぱいなのだ。
申込個数を、住所を間違えたらボチボチ大変なことになるし、
何度も手続きをやり直して、複数申し込んだというのはよくある話だ。

対面と違っていつ、誰が、どのように利用するかわからない点がネットの怖いところ。
善管注意義務は果たそうとしてはいるが、わからない以上どうすることもできないことも多い。

また、もう一つ厄介なのがネットを使えない老人はトラブルメーカーになりがちな点だ。

思ってたのと違う
すぐに届くと思っていた
こんなの申し込んでない
メールか何かで連絡したはずだ
そっちが勝手に内容変更したのだろう

平たく言うと仕組みを理解してない、する気が無いため、勝手な思い込みからクレーマーになる可能性が高い。
イメージと違うくらいなら可愛いものだが、中には勝手に内容変更したんだろうみたいな言いがかりをする人もいる。

当然、そんなことするわけないし、できるわけがない。
「お客さん」なので丁寧に説明するのだが、「わからない」し、「わかる気が無い」ので全ては無駄だ。

システム化された通販業務において、このようなイレギュラーは非常に手間がかかる。
そんなことお構いなしに、彼らは暴論を振りかざす。
理解できない世界で暴れまわる姿はどこか滑稽ですらある。

「じゃあ老人はネットを使っちゃダメなのか!」と極論振りかざす人が出てくるが、極論で言えばそうだ。

シンプルに扱えるスキルがない人はそれを扱うべきではない。
それはネットでもリアルでも同じではなかろうか。

その理由は「危ない」し、多方面に迷惑をかけるからだ。
運転能力が無くなったのなら免許は返上すべきなのと根本は同じだ。

人に迷惑をかけないうちは何しても構わない。
便利な仕組みを全く利用してはならないというわけではない。
ただ、何事も最低限の勉強は必要だし、その上で接しないといけないという人としての基礎は何歳になろうと変わらないのではなかろうか。




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