受け入れの方法とスキル 第1段階 その2
初日の受け入れ方(続き)
②通常学級に到着
お母さんと伊藤先生と3人で、通常学級(在籍学級)である1年1組に着きました。
先生「ほら、ここがみーちゃんの席だよ。座ってみる?」
イスを引いてあげると座った。目で合図して、お母さんには、そっと帰ってもらった。
先生「まずね、連絡ノートを担任の吾妻先生に出すんだよ(覚えて)。」
ランドセルから、連絡ノートを出して渡してあげる。しかし、全然興味がないようだ。
先生「まだ、わからないか。いいよ、先生がサービスで出してくるね(「共
感」)。親切にしてもらったら『ありがとう』って言ってよ(「覚え
て」)。」
みーちゃんの「ありがとう」を言う気配はない。
その後、机に荷物を入るのとロッカーにランドセルを入れるのを、一緒に楽しくやりました。そうしながら、たくさんのお話をしました。肩に触る、握手するなど、さりげないスキンシップもたくさんしました。
別に、みーちゃんが、返事をする必要はありません。言葉のシャワーを浴びせることが、今の段階では今後の発達には必要のです。スキンシップは、愛着をあげるので、どんどんやることが、重要だからです。
注)席は、授業中の出入りが、予想されるので、後ろの出口に近い所に
する。
注)初日は、情報を無意識に集めようとするため、とりあえず大人しい
子が多い。勘違いしないように。そういう状態は、最高1週間しか
続かない。最低は1日。
③初めての支援学級
その後、「支援学級を見に行こう」と誘うと、とりあえずついてきました。支援学級でのみーちゃんの席や、おもちゃや道具のあるところなども同じように説明しました。
注)触ったり、遊びたがったら遊んでもいい
しかし、だんだん、説明に飽きてきたのか、遊戯室を見せようとしたら伊藤先生の手を振り払って、運動場に飛び出していってしまいました。
注)このとき、上靴だったが「だめでしょう」とか「下靴に履き替えま
しょう」などと言ってはいけません。そいうことを指導するのは、
まだ、時期尚早だからです。
どうやら、みーちゃんは、学校の校庭などを探索したいようです。
その3に続く
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