育て直し 1987年 2月11日(水)1歳4ヶ月 子どもの要求が分かりにくいときこそ「想像」を使うといい
【日記】
梓は、ここ2,3日体調を崩していた。新種の風邪で、熱、おう吐、下痢が順番にくるらしい。梓が終わったと思ったら、私の番になった。その後久美子に感染った。どんどん感染っていく。最近の風邪は怖い。
梓が、要求することが細かくなってきたので、そろそろ喋ってもらわないと「何が言いたいのか」「何をしてほしいのか}分りにくくなった。①👨🎓
自分で食べられるようになったのに、最近、自分では食べない。代わりに、「これ(食べさせて)くれ、あれ(食べさせて)くれ」と指示してくることが多い。人に食べさせてもらう楽を、覚えたようだ。②👨🎓 こんなとき、どうしたらいいのだろう?相談する人が欲しい。
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【解説】①
要求が分からないときこそ、「想像」を使います。「想像」ができて「共感」し「覚えて」で言葉を教えるから、子どもは言いたいことを言うようにるのです。親がじっと待っていても、子どもが思いを言葉で言うようになりました。そんな楽な子育てはありません。
行動から相手の思っていることを「想像」できるようになることが、子育ての始まりでありポイントです。特に、凸凹タイプのポイントです。
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【解説】②
このような状態になったのは、凸凹タイプの子どもに「頼まれないのに親切にした」ために起こった、二次的現象です。これは、親の関わり方の問題で、子どもの側の問題ではありません。
その他「親の都合による誤学習」も考えられます。「これから仕事がある」など自分の都合で急いでいるときに、親は子どもに黙って、食べさせたりするのです。子どもが自分で食べると、時間がかかってしまうからです。 凸凹タイプは、その経験を学んで「これは便利だ。ずっとこのままでいよう」と誤学習するのです。
そのような誤学習を防ぐには、「覚えて」で形式的でいいのでお願いさせるとか「今日だけ、特別なの。ごめんね」と親からきっちりと謝ることが必要です。そうしておかないと、誤学習が起こります。
謝る時の台詞を書きます。
【セリフ】
母「ごめんね。今日はあまり時間がないから、お母さんが食べさせてあげる
ね。」
子「ええ(どういうこと)。」
母「本当は自分で食べるのよ(「覚えて」)。あなたも、自分で食べたいと
思っているよね。(「想像」)自分のペースじゃないからいやだよね(「共感」)。」
子「・・・(ええ、まあ、そうだよ)。」
母「でもね、今日だけお母さんに食べさせてね。お母さん、仕事があって急
い出るの。本当にごめんね。本当に、今日だけだからね。」
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