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Ⅱ 低学年で覚えて欲しい学び方スキル 19 発表の方法  その7

4️⃣ 成文(文語文)で話す 【育て方】 
5️⃣ だらだら発表しないために、前以てノートに書いてから
  発表する       【育て方】

 小学校に行く前から、成文で話す経験もしておきましょう。【解説】にもかきましたが「成文で話すことが、考える力やコミュニケーションの基礎になる」からです。小さいときから、取り組んでも損はありません。

 普段は口語ですから、どんなときに「成文で話す」ように教えたらいいでしょうか?
 それは「頼みごと」をするときです。「頼みごと」は、丁寧さや正確さが求めれるので、成文で話すのにふさわしい機会です。

頼み事は、成文で

 スーパーに買い物について来て「ガムが欲しくなった」ときの例で書きます。
【セリフ】お母さんと子どもの「やりとり」を使っています。

母「今日は、買い物に付いてきてくれてありがとう。」
子「そんな(感謝の)言葉より、ガム買って。」
母「分かった。ガムが欲しいのね(「共感」)。あなたは、感謝の言葉より
 おやつが好きなのね(「想像」)。」
子「そう。ガム欲しい。」
母「分かった。ガムを買ってあげるね。でもね、そういうときはちゃんとお
 願いしてください(「覚えて」)。」
子「なんて言うの?」
母「『ママ、僕はガムが欲しいです。お願いします』といえばいいのよ(「覚えて」)。言ってみて。」
子「ママ、僕はガムが欲しいです。お願いします(「すみません」)。」
母「はい、よく言えました(「共感」)。じゃ、ガムを買ってもいいです
 よ。だだし、1個ですよ。」
子「分かった、ママ。ありがとう。」
母「その代わり、家までこっちの小さい方の袋を持ってね。お願いしま
 す。」
子「いいよ。」
母「助かるわ。ママ、あなたが大好きよ(「愛着」)。」
「僕もだよ。大好き(「愛着」)。」

6️⃣は「その8」に書きます。続くです。

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