『感動』と心に残る『思い出』の量が減っちゃうよ
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私たちは新型コロナウイルスの影響により、1年以上にわたり、人と会うことを制限されてきました。
リモートワーク、在宅勤務、会食制限、不要不急の外出、ソーシャルディスタンス、オンライン会議…などなど
まだこの先も、その制限は続きそうです。
そして、“マスクの着用”によって、人の表情を読み取ることの難易度も上がりました。
私は昨年、入社してきた方のマスクの下の顔を未だに知りません。
たぶん私のマスクの下の顔も知られていません。
そして、歓迎会もやってあげられていません。
この時期(3月や4月)は、学生であれば卒業式や入学式、社会人であれば入社式や異動など、普段なら人の動きが1番、活発な時期であるといえます。
同時に出会いや別れを演出するような行事ごと(イベント)も1番、多い時期です。
そこには当然、『感情が動く』場面、いわゆる“感動”がいろんなところであったはずです。
卒業式での『惜別の別れ』や、成人式での久しぶりの『再会』や、入学式・入社式での『新たな出会い』、挑戦する人や旅立つ人への『励まし』や『エール』など、あるはずだったものが人と人が出会えなかったことで、
人の、とても大事な、そしてとてもキレイであろう場面が、少し奪われてしまったような気がします。
その場面がなくなってしまったことで、将来の印象深く残る『思い出』も、この期間はいつもより減ってしまったんだと思います。
昨年や今年が、人生の節目であった人たちには、本当に同情せざるを得ません。
こんなのはとてもスキ。
このまま“世界が味気なくなってしまう”のは本当にオモシロくありません。
この世の中の風潮をどうすることもできませんが、せめて、いがみ合ったり、叩くようなことはやめたいですね。
はやく、『感動と思い出の量』がいつも通りの世の中に戻ればといいな、と願うばかりです。
満開の桜を前にして泣きながら、共有いたします。
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