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リッチメディア創業10年3650日の軌跡と御礼

本日2020年6月10日でリッチメディア創業10年を迎えました。
企業は年数を競い合いものではありませんし、年数を目指しているものでもないのですが、存続し続けていること、ゴールを目指して未だ戦い続ける事ができている事に感謝しています。

2010年6月10日 27歳の時に、アイディアと情熱でたくさんの事業を立ち上げていこうという無鉄砲な思いを胸にスタートしました。
当時は新宿にある古い雑居ビルからスタート。目の前の歩道橋からオフィスの中は丸見えで、降りていく人と目があったり、デスクで振り返ると後ろの社員とぶつかってしまうくらい狭かった…今ではとても愛着深い場所です。

早朝から深夜まで費やせる時間は全部会社に注ぎ込み、毎日創業メンバーと夢を語っては働いての繰り返しでしたが、毎日がワクワクで楽しかった。やればやった分だけついてくる会社の成長と自分達はやれているという充足感や充実感。

今、自分達の足りていない部分も、その後の成長を見越して身の丈を合わせていこうと考えていたため、創業から1年も経過しないうちに

・株式公開準備
・(無駄スペースだらけの)オフィスの拡張
・(市場トレンドだけを見た)新規事業投資
・創業年からの新卒採用

など色々な事を、できるだけ背伸びをして実行しました。
意思決定し後からあわせにいく、そんな事を掲げて走りつづけ、創業から5年後の2015年8月10日に1つのマイルストーンであった株式公開が決まりました。ここからさらなる成長を実現していくぞという高揚感と期待感で包まれていましたが、この時から会社存続の危機、組織崩壊の足音ははじまっていたのかもしれません。

上場日4日前、2015年8月6日に苦渋の決断で上場延期を決めてから、今まであったものが少しずつ転げ落ちていきました。
上場延期から関わるステークホルダーの信頼が低下し、追い討ちをかけるように本業サービスの炎上、その後本業継続が厳しくなり生き残りをかけた事業ピボット、業績悪化による社員の離反など、
色々なものが一気に逆回転していくように感じました。

いつも懇意にして頂いているお客様からは取引停止の連絡をもらったり。
銀行はこれまで貸し借りの関係を短期的に繰り返してきたにも拘わらず、融資の打ち切りや顧客としての対応はされなくなったり。
心配してくれる人もいれば鼻で笑われたり、もう終わったなと言われたり。
状況をなんとかしようと苦渋の決断をしても、組織コンディションも悪く組織崩壊が拡大したり。
そんな事絶対ないだろうと思っていた事が発覚し、絶望を感じたり、人を信じるのが怖くなった瞬間もあったり。


何をやっても、自分ではうまくいかないのではないだろうか、、、
自分がリーダーシップを発揮すればするほど困る人が増えるではないか、、、
銀行通帳の預金がゼロになるような夢で深夜に目が覚め、不安と焦りで眠れない夜もありました。

なぜこんなに不運が重なるんだ。。。
なんでこんな事になるんだ。。。
なんで俺だけ。。。

そう思った日も少なくありません。

本当に色々なものを経験させてもらった10年。
自分の至らなさや若さから身から出た錆だなと思います。

一方でそんな事があっても立ち止まる事なく、事業・組織に向き合い、企業活動を継続できています。
2年前から既存事業を執行役員に任せ、新規事業を私が担当してきました。既存事業の回復と新規事業の成長をセットで実現することができ、まだまだ小さな規模ではありますが、今回のコロナ影響を加味した上でも、過去最高売上を実現することができました。

リッチメディアは今日で10年。
正直10年前に想像した成長は実現する事ができませんでした。
悔しい思いや情けない思いはもちろんあります。これまで関わってもらった方々に申し訳ない気持ちもあります。

しかしながら、後悔の気持ちは一切ありません。
それは日々「可能性を世界で最も開花させる」という頂上を目指して
仲間と共に一歩一歩前進し続けられているからです。事業ピポッドがあっても倒れることなく新しい価値を生み出すことができたこと、そしてこれまで以上にミッションドリブンで経営ができている実感を持てています。

それは
「可能性を世界で最も開花させる。」
できない人なんていない。できないコトなんてない。挑戦者溢れる社会を創る。

この企業理念に一番トライしているのは私自身だからです。

10年間はそのための修行だったのかもしれません。
これからもミッションの実現というゴールにむかって、挑戦者の一員として挑戦し続けていきたいと思います。

最後に、お取引先の皆様、医師の皆様、スタイリストの皆様、株主の皆様、力を貸してくれた元メンバー、リッチメディアを応援してくれているすべての皆様、創業から10年本当に支えて頂き有難うございます。

そして、私自身に一番勇気を与えてくれている存在、色々な苦難、困難を共に乗り越え続けてくれている仲間へ

我々は「可能性を世界で最も開花させる」企業として
関わる人の多くの希望や未来を豊かなものにできるように
挑戦者溢れる社会を想像して創造していきましょう!

本当にいつもありがとう。

次なる10年3650日まってろよ。やったります!

2020年6月10日 リッチメディア代表 坂本幸蔵

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