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官邸の三権分立は違っていたのね、ほんとに

これから書くことはほんとの話なんです。虚構新聞じゃなく。

Twitterでこれを知ってびっくりしました。まさかと思って、調べてみました。

下は衆議院のサイトに出ている三権分立の図です。学校で習いましたよね。

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http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkai/kokkai_sankenbunritsu.htm
国家の権力は立法が国会、司法が裁判所、行政が内閣、3つの独立した機関に分かれて、相互がそれぞれ牽制する関係にあります。

そして、中央には主権者としての国民がいます。国民は主権者として国会に対しては選挙で、裁判所に対しては国民審査で、内閣に対しては世論で、それぞれの機関に対して影響力を行使します。

教科書を見るとだいたいでてくるのはこの図ですよね。

で、下が首相官邸のサイトに出ている三権分立の図です。

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当然、三権分立ですよね、、、と思って、よく見ると、上の衆議院や教科書の図と、どこか違うのです。なにが違うのか。

よく見てください。

ここです。赤い丸をつけたところを注目してください。衆議院ではこうなっています。

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主権者である国民が行政機関である内閣を世論によって、牽制しています。これは当然ですよね。

ところが、官邸は違います。

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内閣が行政によって、主権者である国民を縛るのです。

えっ。

つまり国民は内閣を直接的に縛ることはできないんです。世論はないんです。逆なんです。内閣は行政によって国民を縛ることはできます。主権者である国民より内閣が上なんです。

なぜか三権分立のなかで、内閣は最強なんです。

念のため、参議院も調べてみましたら、やっぱりこうなってました。

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