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ウィズコロナ=「マスが動けない社会」をどう考えるか,クラスタ型社会とグリッド型社会

落合陽一です.基本的には前回の続きの話.ウィズコロナについて考えていてだんだんわかってきたことをまとめていく.

マスが動けない社会・マスが集まれない社会・マスが触れ合えない社会という考え方で見ていくと,メディアを通じてマスを動かして集金していた社会からモデルが変わっていくのがわかる.

アナログとデジタルは乖離するし,テレビは好況だけど番組は作りにくい.コンピュータグラフィクスとアニメなら作れるかもしれない.YouTuberの個人の時代感は強まるけれど,モバイルからデスクトップWebに同線が変化しているから質の良いコンテンツをストックできたところが勝つ,やはりそう考えると個人の作品よりNetflixのようなブランドが強くなる一方で,大規模撮影は相変わらず難しい,徹底した労働衛生が必要だ.

労働衛生をすることがウィズコロナ時代の大規模コンテンツづくりに必要なことは前に書いた通りだ.最近そういえばNJIの記事↓もでた.

音楽は形態そのものの変化を求められる危機に直面している一方で,最初からオンラインで音楽イベントをやってた人々はそのまま継続していくし,アナログのオーケストラは編成見直しから考えないといけないかもしれない.

それをファーストクラスとリビング,って考え方でまとめ始めたのが前回で,今回はそれをより,時空間分割などを含め,掘り込んで書いていこうと思っている.思考の整理とシェアのためのnoteに近い.

ウィズコロナの時代の中で,新たな制約の中で次の成長点を探ることはやめてはならない.医療関係者の皆様に敬意を抱きエールを送りながら,家にいる間にこの問題にとっかかりを見つけていきたい.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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