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宮田裕章せんせ監修の「Googleのコロナ感染予測」が予測のテイを成していない件について

 先般、NHKで「コロナ報道に信頼を」と言っていた俺たちの宮田裕章せんせが監修しているとされる、Googleのコロナ感染拡大予測が桁外れにハズレまくっていて、話題になっております。予測モデルである以上多少のハズレは仕方がないと言いつつもあまりにも論外な外れ方を現段階ではしているので気になりますよね。

 なにぶん、どんなデータを使い、いかなるモデルで感染予測と銘打ち公開しているのか分からないので、見ている側からすれば占いか何かと思いながら眺めるしかないのでしょうか。どっかに生データや式が出ていたりするの?

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 もちろん、この感染予測の通りに我が国も感染拡大してしまう危険性は否定できないので事後検証はきちんとなされるべきかと思いますが、昨年末からのこの「COVID-19 感染予測」は日々の予測の振れ幅も大きく、少なくとも現段階では価値のないものになっています。

Google AI 予測が暴走している。毎日めちゃくちゃ予測値が変動するが今日は特にひどいのでシェアしておく。「東京都」では1週間後に1日の陽性者数が...

Posted by 萩原 雅之 on Friday, January 22, 2021

 コメント中、ドゥハウスの稲垣佳伸さんが「Googleだから、みんな、あれこれ議論もするけど、もし、僕が発表したらボロクソに言われておしまいだな」と書かれていますが、まあごもっともです。せめて一定の確度で予測データが公開され、公衆衛生の対策に資する内容にまでブラッシュアップしてくださることを期待しています。

 なお、本件宮田裕章せんせについては、先日デジタル庁公表資料で突然「(個人に関するデータの)共同利用権」なる概念を提唱してしまい、本当に大丈夫なのか心配しているところで今回のこの始末なので、もうちょっとやり方を考えたほうが良いのではないかと思います。

 世界的な感染症の拡大に対して警鐘を鳴らしたいという気持ちは分かりますが、さすがにこの予測の振れ具合を見てまともに論じるのもむつかしいので、一刻も早い善処を願いたい次第です。


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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント