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ひろのぶと株式会社、新聞広告を出してみた。

こんにちは。

ひろのぶと株式会社 アートディレクター&社長との酒飲み係を担当しております上田豪と申します。銀座でビースタッフカンパニーという広告・デザイン会社をやっております。

今日は、私からのお知らせです。

さて、本日2022年4月13日、奈良新聞にひろのぶと株式会社の新聞広告が掲載されました。しかも、なんとまさかの15段(新聞1ページの全面広告)です。といいつつ、どんな広告だったのかをご覧いただく前に、ちょっと話をさせてください。

みなさん、そもそもなぜ、新聞1ページの全面広告を15段と言うのかご存知でしょうか。

広告業界の方やデザイン業界の方には常識なのですが、これまで新聞は1ページを縦に15分割して記事が構成されていました。

しかし、近年、高齢化した読者にも読みやすくするために新聞記事の文字の大きさ(級数)が大きくなり、それに伴って現在は12段で構成されている新聞がほとんどですが、新聞広告の紙面に関しては従来通り15段を基本として紙面のスペースが計算されています。

という蘊蓄はさておき、

思い返せば昨年の初夏、ひろのぶさんとのロゴデザインについての打ち合わせの際に、新聞広告を出したいというアイディアもすでに聞いていました。

え?新聞広告?なんで?ブルジョア?

と思いつつも、新聞広告を出す意味を自分なりに考えた時、その疑問は一瞬で消えていきました。

●まだ活動実態もない小さな出版社が、新聞15段広告を出すロマン。
●特定エリアでの新聞広告をSNSで拡散する実験というロマン。
●ひろのぶと、なら。というキャッチコピーだから奈良新聞という駄洒落もロマン。
●これから出版業界を変えていくという宣言を新聞で行うというロマン。
●細川ふみえと言えばバスロマン。

それよりなによりイタズラ仕掛けてるっぽいしそういうの大好物だし面白いしやるしかないでしょ!

とはいえ、まずはロゴデザインとwebサイトができなきゃ何も始まらない。というわけで、創業二周年を迎えるタイミングでロゴデザインとwebサイトがお披露目されたのは、これを読んでいるみなさんはご存知かと思います。知らなかった方は見といてね。


はい。

webサイトとロゴデザインをしっかりみてもらったところで、ここからが今日の大事なとこ。何故いまこの文章を私が書いているのか、その意味がわかります。もう少しお付き合いくださいね。

この新聞広告をアートディレクションするにあたって考えたのは、

●新聞読者にロゴデザインで興味を引く(インパクト)
●興味を持った方にこの会社のメッセージを読んでもらう
●興味を持った読者をwebサイトへ連れてくる

それらを踏まえて、広告として、デザインとして、どう定着するのか。
さらに新聞という媒体は、印刷再現性のことも考慮しなければならない。

●新聞印刷の特性上、広い面積で黒を印刷することができない。
※何故かは専門的な話になるのでここでは割愛。

●新聞印刷の特性上、イメージ通りの黒が再現できない。(グレーになる)
※何故かは専門的な話になるのでここでは割愛。

●黒背景にした場合、明朝体の書体が白抜きになる場合の可読性を考慮。

ならば、

●田中泰延を知らない新聞の読者の方々に、ひろのぶと株式会社が目指していることを伝えるには、やっぱり明るい印象で伝えたい。

といいうわけで、
こんな広告になりました。ジャジャジャジャーン!

嘘みたいだろ……。載ってるんだぜ……。


ご覧の通り、この出版社が何を目指しているのか、そしてこれまでの出版社とは具体的に何が違うのか。わかりやすいメッセージが書かれていますね。

あれ?Webサイトのイメージが黒なのに、何故この新聞広告は黒のイメージにしなかったの?と疑問を持たれた方もいたかと思いますが、それには前述したような理由があったのです。

そして最後に、ここまで読んでくれたみなさんへの特典としてついでの内緒話をしちゃうと、ひろのぶと株式会社には、誰が決めたのかわかりませんがブランドガイドラインという素晴らしいものがあります。

そこには、ロゴマークの使い方のルールや、ブランドカラーが定められています。それは、今後、さまざまな媒体でひろのぶと株式会社がコミュニケーションをしていく際の表現上の指針となる大事なものなのです。

ガイドラインをチラ見せ

ひろのぶと株式会社のブランドカラーとして決められている、

ひろのぶとブラック
ひろのぶとブルー
ひろのぶとホワイト
ひろのぶとグレー

スーパー戦隊か!

ひろのぶと株式会社では、基本的にはこのブランドカラーを使いましょうね。というルールです。これらは、すべて特色で規定されています。もちろんCMYKやRGBでも近似色で表現できますが、その数値は企業秘密なので内緒だよ。

ちなみに、ひろのぶとブラックには書籍の墨のインクのイメージとこれまでの出版業界の常識を黒く塗りつぶす意味を込め、ひろのぶとブルーには、スマートさと洗練された印象・知的で親しみやすく、可能性の広がり、自由であるという意味が込められています。

ひろのぶさんといえば黒い服という印象がありますが、これからはひろのぶと株式会社の代表として、歩くブランドイメージとして、はたまた出版業界のファッションリーダーとして、地球始皇帝として、ひろのぶとブルーの服も身につけるようになるかもしれませんね。

知らんけど。








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