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猛烈秋季キャンプの成果は?


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

日本シリーズを戦ったベテランも参加の秋季キャンプ

ベイスターズ秋季キャンプはファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で行われました。横須賀市との連携企画で横須賀スタジアムのスタンドも開放して、大勢のファンが訪れました。プレミア12選出の侍ジャパンメンバーや海外ウィンターリーグ参加の選手は秋季キャンプ免除でしたが、筒香クラスのベテランまでが日本シリーズを終えたばかりの11月9日から先行部隊が、13日からはベテランも参加して行われました。シーズン半ばの暑い時期に連敗したことから体力作りや苦手な守備走塁に重きを置いたキャンプになったようです。

ビールの売り子さん以下の体力の選手撲滅

ヤクルトから移籍してきた河田コーチもびっくりしたのがランニング量でした。ベイスターズと言えば「酷使をするな」とSNS等でうるさくプロパガンダする古いファンの影響もあって、2000年代から著しく練習量が減っていました。特にランニングについては「野球はスタミナが一切いらないスポーツ」という野球通ぶったファンや陸上短距離系のトレーニングコーチの影響もあり、長距離走を中心に排除する方向になっていました。中畑監督就任時にはハマスタの階段を一番下から上まで登ることができない選手もいたとかで、「ビールの売り子以下」の体力の選手が存在していたようです。DeNAになってからは、球団の意向もあり、常勝チームを目指し、収益も上げるためにファンサービスもきちんとするチームになるため、徐々に強度の高い練習を取り入れていきました。フロントとしてはベイスターズが優勝するためにまずはシーズンを乗り切れるスタミナ、そして守備・走塁の向上といった具体的な課題を掲げて秋季練習から徹底しているようです。

「年俸が上がるから優勝するな」と言わない稀有な親会社

NPBのいくつかの球団で聞かれるのが、優勝パーティーで「選手の年俸が上がるから来季は優勝するな。」と話す親会社の人がいるようです。ひどい例だと優勝争いしているチームの主力に「年俸上がるから、優勝しないでくれ」と話したフロントもいるようです。DeNAは南場オーナー自らが「私は負けず嫌いだから、優勝してもらわないと困る。」とできる限りのチーム強化に積極的です。また親会社の宣伝機能としてプロ野球チームを運営しているチームが多い中で、ベイスターズはDeNAのスポーツ事業を担う中核の企業として収益を上げることが求められます。優勝して人気を高めることがベイスターズに求められるものです。集客するためには優勝争いにベイスターズが加わることが大事です。そのために猛練習をチーム首脳にお願いしたのが、この秋季キャンプだと思われます。

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