安野モヨコ

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安野モヨコ

noteマガジン『ロンパースルーム DX』更新中! 1971年・東京都生まれ、漫画家。 代表作「ハッピー・マニア」「働きマン」「さくらん」「シュガシュガルーン」 エッセイ「美人画報」「くいいじ」 連載中「後ハッピーマニア」「ふしん道楽」

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  • ロンパースルーム DX

    安野モヨコ&庵野秀明夫婦のディープな日常を綴ったエッセイ漫画「監督不行届」の文章版である『還暦不行届』の、現在連載中のマンガ「後ハッピーマニア」の裏話『後ハピのお話』、安野モヨコの新作エッセイや作品の裏側などをお届けしていくマガジンです。ともしび日記も更新中。 安野モヨコのnoteの更新は無料の記事を含めて週に1回くらいです。

  • ともしび日記

    安野モヨコのともしび日記をまとめたマガジンです。 日々の仕事のこと、日常のことなど投稿していきます。(スタッフ)

  • ふしん道楽

    ライフスタイル誌「I'm home.」で連載中のインテリアにまつわる安野モヨコのエッセイ「ふしん道楽」。本マガジンでは、雑誌に掲載されたバックナンバーを公開していきます。

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安野モヨコのnoteで読める記事を紹介します

いつも安野モヨコのnoteと定期購読マガジン「ロンパースルーム DX」をお読みくださり、ありがとうございます。 おかげさまで2021年1月にnoteで定期購読マガジンをスタートしてから1年半以上が経ちました。スタート当初とは変わってきたところもあります。 そこで、あらためて、安野モヨコのnoteでは何が読めるのか?を紹介していきたいと思います。 ◇安野モヨコのnoteで読める主なもの①ともしび日記 まずはこちら! 安野モヨコが昔ホームページで書いていた『ともしび日記』が、

    • ともしび日記 4月8日

      先日誕生日を迎えて53歳になった。 しかし私は去年1年間ずっと会員登録や書類記入などに 53歳 と記入し続けていたので 誕生日の食事会で「53歳おめでとう!」と言われて 心底びっくりした。 いつからだ…いつから53だと錯覚していた…? というわけで2年目の53歳に突入したのだが 同年代の編集さんや友人と話していてほぼみんなが 正直自分も今何歳なのかよくわからない、とか なんなら今が令和何年なのかわからない みたいなことを言っていて大丈夫なのか? 私含む私の周辺、という

      • ともしび日記 4月1日

        最近気がついたんだけど塩味のクッキーやサブレが好きだ。 いや、もっと前から好んで食べていたんだけど 「塩味のクッキーを探す能力が高い」 と人から言われて自覚したのが最近で お菓子などはあまり買わないのに塩味のクッキーだけ 何回も繰り返し買っている。 最初にハマったのは15年ほど前で 代官山にあった「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」という 店名覚えるのに10年くらいかかった洋菓子のお店の チーズ味、胡椒味のサブレなどだ。 チーズ味のパイ生地のお菓子、みたいなものは見かけ

        • ともしび日記 3月25日

          先日私はついにやってしまった。 免許をとって3年目にして2回目の事故である。 と言っても自宅の駐車場で隣に停めてあった自分ちの車に 自らつっこんでしまった、というだけで 誰にも怪我をさせずどちらにもご迷惑をおかけしないで済んで幸いだった。 と、表向きでは言うことにしているけど いっぺんに2台の車を事故車にしてしまったので そりゃもう落ち込んだ。 一台は修理に1ヶ月以上かかるしお金もかなり高くついてしまった。 乗っていた方の車は後ろを少し擦った程度で済んだけど 今まで

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        • ふしん道楽
          27本
        • インタビュー・寄稿
          18本
        • 還暦不行届
          19本
        • 後ハピのお話
          11本

        記事

          ふしん道楽 vol.28 ウッドデッキ

          うちのマンションの屋上は、室外機置き場以外はオープンになっていて結構眺めも良い。 都内にしては珍しくバーベキューをすることも許されている。 エレベーターで上がってドアを開けると、通路の両サイドに、低めのフェンスで区切られ植栽に囲まれた八畳ほどの空間が並ぶ。 各入り口にはゲートがあり部屋番号が打ってある。 それぞれにウッドデッキが敷かれソファセットやバーベキュー窯、カフェテーブルと大きなパラソルがあったりする。 中には子どもに全振りしてミニ遊園地みたいになっているスペースもある

          ふしん道楽 vol.28 ウッドデッキ

          ともしび日記 3月14日

          年明けからショックなニュースが立て続いていたので ひとたび日記を書こうとするとやたらと長い。 また、重たい内容に終始してしまうので なかなか書けないでいた。 日記とはこんなに頑張って書くものでもなく その日にあったことを素直に書けばいいだけのものだ。 そう思うんだけどなかなか筆が進まない。 ちなみに今日のことを書けば 午前中は仕事関係の打ち合わせがあり なんかすごい経歴の照明デザイナーさんの話を聞いて 世の中にはすごい人がいるもんだな、と感心した。 大谷選手とかもそうだ

          ともしび日記 3月14日

          『私と着物』|熱風 インタビュー

          2021年5月号からはじまった安野モヨコさんによる表紙が、この6月号から3年目に突入します。モヨコさんといえば『働きマン』『ハッピー・マニア』に象徴される、現代のリアルファッションに身を包んだ女性像が目に浮かびます。そんなモヨコさんがなぜ「着物姿のどこかクラッシックな女性たち」を表紙に描こうと思ったのか。その背景にあるモヨコさん自身の着物への愛情を伺いました。いまでは、自らの絵柄で着物を作るブランドまで立ち上げるほどの“着物熱”。それは日本の植物や鳥などの美しい自然を、もっと

          『私と着物』|熱風 インタビュー

          還暦不行届 第十八回 事実確認

          能登半島地震で始まった今年であるが、あまりのことに 正月早々呆然として心が破れるような思いをした。 突然家族を失ってしまった方や家を失った方のことを思うと 言葉もなくただ黙祷するしかなかった。 東日本や熊本のような災害が起こるたびに 何もできないなりに寄付をしたり少ないながらも支援をしてきた。 今回もまた同じように支援していこうと思いつつも 東日本の時に、みんながせっせと寄付していたお金が 謎のNPO法人によって何億も横領されていたことを思い出した。 「行方不明者の捜索

          還暦不行届 第十八回 事実確認

          ふしん道楽 vol.27 秘密の小部屋

          知り合いの家のリノベーションが完成したのでお邪魔したときのことだ。 全体的に非常に瀟洒なつくりで、建具などにはところどころアンティークも取り入れていて非常に美しい。 廊下に一つ小さな造り付けの棚があった。 廊下というかホールの一角で、すぐ横には階段があり、反対側は大きく間口をとってありリビングに続いている。 棚は奥行きがほんの15センチもなくて浅めなので、本や写真をディスプレイしたり、紅茶の缶などを並べたりするのかなと思っていた。 すぐ横にはカフェテーブルのセットもあって、

          ふしん道楽 vol.27 秘密の小部屋

          還暦不行届 第十七回 自転車

          もうしばらく自転車に乗っていないな、と考えてみたら 10年以上乗っていないことに気がついた。 自転車と水泳というのは一度できるようになったら どんなに期間が空いても体が忘れない「手続き記憶」というものだから 乗ってみれば大丈夫らしい、というような話を ドライブ中に監督と話していた。 「モヨは何歳で自転車乗れるようになったの?」 と、聞かれたので小学校1年生の時に自転車を買ってもらって しばらく補助輪付きで乗り回していたけど 2年生くらいまでには補助輪を取った。 という話を

          還暦不行届 第十七回 自転車

          ともしび日記 12月13日

          「還暦不行届」が発売された。 発売する少し前から配送の関係で早めに販売する書店さんもあって おかげさまで発売前に増刷が決まった。 それ自体は大変ありがたくて嬉しかったのだが 少し意外な気がした。 というのも漫画じゃないからだ。 そしてふと思い立って検索してみると 「漫画だと思って買ったのに文章だった」 「がっかりした」 というような意見をいくつか見つけてしまった。 これを恐れていたので表紙デザインの打ち合わせの際も 「監督不行届」とは違う本だとわかるようにしてください

          ともしび日記 12月13日

          ともしび日記 11月21日

          漫画やドラマのセリフでよく 「知らない人の車に乗るなってばあちゃんの遺言なんだ」 とか 「友達に金を貸すなっていうのが死んだじいちゃんの口癖で」 とかいうのを見る。 もちろんネタなのでいろんなバリエーションがあって 様々な場面に便利な言い回しとして使われている。 私も遺言とまではいかないものの 子供の頃に祖父やら叔母に教わっていまだに守っていることがいくつかある。 風呂からあがる前に冷たい水をもう一度浴びる、とか トイレのスリッパは出船入り船で、とか ご飯粒は一粒も残すな

          ともしび日記 11月21日

          ふしん道楽 vol.26 リネン

          ベッドまわりはリネンでそろえているという人は多いのではないだろうか。 サラサラしていて肌に張り付かないので夏は涼しく眠れるし、冬も暖かい。 などといかにも昔からのリネン愛用者であるようなことを書いてみたけど、私のリネン歴は短い。 おそらく7、8年といったところだ。 しかも麻とリネンの違いが今ひとつよく分かっておらず、麻のベッドリネンなどと書こうとしてしまう。 調べるとリネンは亜麻の繊維を原料とした織物の総称で、麻というのは植物からつくられる繊維の総称。 リネンやジュート、ヘ

          ふしん道楽 vol.26 リネン

          ともしび日記 10月30日

          アニメのオチビサンが始まってからもう3週たった。 原作者の私がいうのもなんだけど とにかくめっちゃかわいい。 動いてるオチビ、ナゼニ、パンくい、可愛すぎる。 スタジオカラーの監督さんたちやスタッフが原作を愛してくれて 色みや版画の雰囲気をなるべく出そうと努力を重ねてくれた結果 世界観がそのままアニメになったような感じになっていて とっても嬉しい。 ただ土曜の深夜12時、という 放映時間を聞いたときはなぜそんな夜中に!? 誰が観てくれるの…? と心配になった。 元シュガ

          ともしび日記 10月30日

          ともしび日記 10月23日

          ちょっと前だけど監督の顔写真がプリントされたエコバッグとか 男性用ボクサーパンツなどのグッズが大量にAmazonで発見された。 最初に見た時はふざけて合成写真で作ったものかと思ったけど 本物だったので目を疑った。 最初はトートバッグだけだと思っていたんだけど スタッフや友人が「毛布もある」「バスタオルもあった」と 次々に画像を送ってくる。 枕やペンケース、タペストリーなどラインナップも豊富なんだけど 今ひとつ統一感がない。 どこを購買層として想定した商品なのだろうか。

          ともしび日記 10月23日

          ともしび日記 10月17日

          試着会が無事終わった。 またしても楽しすぎた。 漫画と全く違う喜びなんだけど、まず描いた図案が 布になって出現する瞬間が飛び上がるくらい幸せ。 それが仕立てられて着物になってくるのもすごく楽しい。 さらにそれをお客さまや友人が着てくれてるの最高すぎる。 と言うわけで年2回の百葉堂試着会は私にとって 幸せ満載のイベントなのだった。 しかしだ。 今回は楽しいばかりでなく勉強になってしまった。 とにかく人手が足りず少ない人数で 商品準備して、スタジオ借りて設営、予約管理して

          ともしび日記 10月17日