お風呂に入れないのは、うつ病によくある症状です。

うつ病患者が、お風呂に入れなくなるというのは、あまり知られていない情報です。

かく言う私は、週に1～２回しか入浴（シャワーのみ）しておりませんが、よくある症状の一つです。

自分の衛生管理がなおざりになる、セルフネグレクトの一種と言ってもいい、症状だと思います。

ご参考までですが、私のTwitterで実施したアンケートでも、毎日入れないという方が、けっこう居らっしゃいました。

お風呂に入れなくなって、悩んでいるうつ病の患者さんは多いです😖💦

そこで、どのくらいの割合で、患者に入浴関連の症状がでるのか、アンケートをしてみたいと思います。

⚠️一番症状がひどかった時の、状況でご回答ください。（過去の経験でも可）

宜しくお願いいたします。

— とにかく明るい鬱病患者 （略称 トニー） (@NumaHaru333) February 20, 2019

この症状は、「どうして入らないの？」と言われると、説明に困る症状でもあります。

人によっては、水が怖い、裸になる事に抵抗がある、などと言う場合もありますが、「とにかく入りたくない」「面倒くさい」などといった、気持ちで入れないケースもよくあります。

不思議な事ですが、うつ病の症状のかなりの部分は、このように気持ちの問題で、努力すればできそうに、思える場合も多いです。

しかし、精神科の教科書にも載っている、ちゃんとした症状ですので、その事は疑わなくて大丈夫です。

入浴が困難になると、とくに女性に多いですが、自己嫌悪におちいったり、引きこもりの原因になる場合もあり、あまり軽く考えるべきではありません。

とは言え、汚れで死ぬことは、なかなか無いので、お風呂に入れない事を、そんなに恐れなくてもいいと思います。

私は具合が悪くて、寝たきりの状態になったら、１ヶ月くらい入らなかった事もありますし、もっと入れない患者さんもいらっしゃると、聞いた事もあります。

また、うつ病の回復がすすんで来ると、普通にお風呂に入る事が、可能になって来ます。

私も寛解に近い状態だった時は、とくに苦労もなく、毎日入浴しておりましたので、心配しなくて大丈夫です。

ただ、そういった事情を知らない、周囲の人達から「汚い」「臭い」などと、心無い言葉をあびせられ、傷つく人も多いです。

ですから、自分の落ち度ではなく、病気のせいなのだという事は、しっかり認識しておいて欲しいと思っております。

お大事にどうぞ。